今日アップする写真は全て昨日の夕方の写真だ。今日は忙しかったから余裕がなかったのだが、今日無理をして写真を撮るより、昨日の写真の方がいい。それだけだ。
マガンの群れがいくつか通り過ぎた。今日も夕闇の中に鳴き交わす声が聞こえた。
渡りも今最高潮の時期のようだ。
昨日は高気圧の張り出し方とか、渡りの時期に高松の池に白鳥がドンドコくるベストの日なのだが、どうも高松の池にこない。隣の四十下ダムに向かう群れが多い。
この2年あの空を覆う白鳥の群れはない。なぜそうなのかというのを考えてゆけば、簡単なのだ。面積が小さいのだ。四十下ダムの方が大きい。
だがそれだけではないように思える。
もしかすると渡り鳥の数が増えているのではないのかということだ。増えた結果、面積の小さい池は選ばれなくなっているということだと思う。
空港と同じで、トランジット空港ならできる限り大規模で安定運行できる場所が望ましい。
それでは高松の池の魅力がなくなったのはなぜか。
白鳥に補助やる人が減ったというのはある。中でも近所の人で盛大に補助を出していた人が引退していたのは大きい。ただ彼は毎日の白鳥の飛来数とか観察していたという実績がある方でした。
その方が引退した以降も慈善活動をする方がいっぱいいたのですが、行政が餌付けするなといって以降、徐々に減って行きます。そしてこの3年くらいの鳥インフルエンザと昨年からの大々的なトリインフルエンザの報道でしょう。
狭いトランジット空港の、レストラン街が脆弱になったわけですね。それではお客さんは来ませんね。広い方にゆきます。
鳥の餌付けの問題は散々言われていました。でも結局地域文化になってしまったというところはあるな。
どこかのコンサルがいいそうなことだが、鳥の餌付けで確立されたバードサンクチャリーという価値保存は考えていいのではないのかな。歴史的のも白鳥の餌付けというのは、実はそこが最終目的であったと思う。確立された現在の価値を毀損するような禁止ではなく、ゆるくどうできるのかが行政も面白いところだろう。
ただね、餌付けしているとムチャクチャ可愛く思えるのだよ。そこをどう踏みとどまれるか。
トランプさんの施政方針演説は、要旨だけだと悪い内容ではない。今1月の過激な内容に比べれば後退した印象でもある。結果好印象のようだ。アメリカ人の7割は支持しするようだ。
日は暮れて、
オオバンが飛ぶ。
白鳥は北に向かい
糸の月が昇った。