水鳥というのは、飛んで着水する姿も綺麗なものだ。だが我らキンクロは全くダメだ。同じハジロ類でもホシハジロの方がお行儀がいい。こんな感じでドシャっと落ちるのだ。
ここまでは普通の着水体制。
で、減速してそのまま素直にゆけばいいのに、
ドシャっと落ちるのだ。どうも水に足がついて減速すると、足を後方に蹴り上げてしまうようだ。そのタイミングが他の水鳥と比べて早すぎるようだ。なぜ早いのかはわからないが、やはり足の構造にあるのかもしれない。水に適合するために足の関節が柔軟になって、骨盤も広くなっているようだが、そのぶん陸上には適さないようになっている。水を掻くには適しているが、一定以上の水圧に耐えられないのかもしれない。
キンクロについては解剖図を見ていないからわからないが、ポピュラーな割には変な鳥だ。
なお氷上で転んでいる写真を以前乗せたが、この着水の下手くそさを見ていただければ、なぜ転ぶのかがわかっていただけるかと。
他のカモ類と比べてもこの着水シーンは撮影しにくい。理由はそのドシャという感覚にある。いつドシャとなるのかは条件が変われば簡単に変わるわけで、ほぼキンクロ次第だ。なので今回まとめて取れたのが嬉しい。
で、スズガモの潜る直前はまだ達成していない。ホシハジロもそうだが、キンクロは比較的オーバーモーションだということなのかもしれない。というか不器用なのか。
今のうちにキンクロが口を開いた瞬間を狙っているのだが、これは難易度が高すぎる。
難易度が高いはずの潜る瞬間を撮れるようになったのだから、簡単なもののようだが、いつ口を開くかというのは全く予想ができない。だいたいこいつの鳴き声を聞いたことがない。そんな鳥の口の開いたところは喧嘩する時だが、滅多にない。
この前のNHKFM「今日はいちにち失恋ソング三昧」で、オフコースの題名は忘れたが、「もう終わりだね」というフレーズを「もうオマーリだね」という阪神ファンの鉄板のネタがあると知った。問題は続きはどうなっているのだろうか。
「もうオマリだね、君が大きく見える」
かなぁ。これだけの変更でそのままになりそう。
喧嘩をやめられないのが野生です。
「今日はいちにち失恋ソング三昧」でのあの「緻密なSNS的な社会がメソメソした失恋ソングを、ポジティブなものに変えた」という議論は面白かったな。
だがメソメソしたい男女はいっぱいいるわけだ。それを誰にも打ち明けられない状況が存在するかもしれない。
拡大した社会に対する自己の極少化というのも同時にありそうな気がする。
人も距離が必要で、それがプライベートなのですが、建前の率直で密接な空間は限界はありますね。
キンクロも一定以上の密度になれば喧嘩しますし。まあこの鳥は本当に男子ばっかりなんで特にそうなんでしょうけど。
今年は、ガマガエルの調査はしないことにした。ただ発生時期は知りたいので少しだけ頑張るつもりだが、計量はしない。理由は減った理由に自分がカウントされたくないからだ。一回程度写真をとるかもしれないが、その方法も考えなくてはいけない。
泳ぐに行くと雫石川の河川敷に大きなキジがいた。
1600メートル泳いだ。タイムを測ったら、短水路100メーターフリーのマスターズ90歳から94歳の記録をようやく上回った。
いつも思う。この人はすごいなと。
オバマケアが継続になった。共和党の法案がお粗末過ぎたのが原因なのだが、アメリカの国家理念が一体どこに行ってしまうのだろうかという、危惧はわかる。だがその国家理念が真実だと他国に押し付けていた実際を、彼らは何とも思わないのだろうな。
失恋ソングと同じなのかもしれない。勉強させていただきました!