仕事ばかりだったので、今日は特に話題もない。おまけに思いっきりの冬の曇り空だ。
変なニュースがあった。サウジアラビアのサルマン国王が、インドネシアを皮切りにマレーシア、ブルネイ、日本、中国、そしてモルディブなどアジア各国を1カ月間にわたって歴訪する。問題は巨大さだ。王宮が移動するのだ。随行員として620人、10人の閣僚と25人の王子を含む800人の使節団という。使われる旅客機はサウジージャカルタが27機という。この27機が多分この旅の基本だろう。
問題は荷物。メルセデス・ベンツS600が2台はまあともかくとして、電動昇降機2台は何に使うのだろうか。まあこれらで10トン程度だろうか。しかしだ、全重量459トンというのはなんなのだろうか。一人あたり560キロの荷物だ。お偉いさんばかりだから荷物は多くなるのだろうが、お土産にしても何があるのだろうか。
大昔、スルタンが国内視察を行うと国が傾くと言われていたが、これは伝統なのだろう。ほぼ家が動いているのだ。
真面目にロジスティックがどうなっているのか、徹底していないと絶対うまくいかないだろう。
マレーシアが北朝鮮に対して6日以降ビザ無しからビザありに切り替えるが、もしかするとこの一環かもしれない。マレーシアにしては迅速な捜査にはアメリカがいると言われているが、その協力が必要なのだろう。サウジ国王の訪問ですからね。メンツは構いません。お金が落ちまくるのですね。しかもマレーシアの石油会社に70億ドル投資すると決定したばかりです。
この大名旅行、さすがに滅多にできないもののようで70年以降初めてのようだ。その上だが、ジャカルタからバリ島に移動するのは9トンの荷物しかない。バリ島は世界有数のリゾート地なので、彼らの欲するものは全てあるのだろう。たとえヒンヅーの土地だったとしてもね。逆にあの物量は、アジア各国に対してサウジがどう見ているのかということなのだと思います。
まあ逆に日本に400トン持ち込んでいただきたいものです。