どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

キンクロハジロが喧嘩していたよ

2017-03-27 00:57:31 | 日記

 

今日も高松の池でキンクロハジロです。まあここまで来たらとことん今シーズンはキンクロしましょう。

今年は着水に下手くそ加減も撮影できたし、瞬膜が動くところも撮れたし、威嚇しているところも若干撮れた。そうそう、この写真は足の構造がわかりやすいですね。股関節のあたりが肩幅近くに来ています。これが原因で体重を支えるのが難しく、歩くのが困難になっています。その代わり水中での足の開脚角度が広くなり、水上で自由自在の泳ぎがでいるわけです。ハジロ類は大体そうできているのですが、キンクロは体が小さいせいか、特に目立つように思われます。ホシハジロに比べるとパワーの違いがゆとりの違いになって現れているように感じます。

 

 

で、ドシャっと落ちます。ホシハジロの方がもう少し上品ですね。でもこのテキトー感がキンクロの可愛いところ。何にも考えないで走り回っている男子のような感じです。

 

 

そしてバカっぽい。

 

 

さてそれでは喧嘩の現場にゆきましょう。

 

 

観察する限り、水鳥はある一定距離以上に同種の個体がいるのを好みません。白鳥だと家族や群単位だと我慢できるようですが、ハジロ類は一定の距離が必要なようです。20センチ以上近寄ってもらいたくないように感じます。ただ誰かが餌をやっているときは、みんな餌に夢中で密度が上がっていることに気がつかなくなるようで、餌がなくなると気がついて喧嘩するように見えます。

キンクロの場合、取っ組み合いになることはまず少なく、イライラした個体が威嚇しまくって周囲を蹴散らすだけなので、喧嘩には大抵なりません。なってもあっという間に終わります。それではイライラした個体とはどんな感じなのでしょうか。

 

 

凶悪そうなキンクロですが、多少警戒モードにはいって、イライラしていますがまだそれほどでもありません。

 

 

で、どこにでもいる感じのこのキンクロが実は本当にイライラしています。口を開くというのはイライラ絶頂で警告モードに突入している証拠なのですが、こういった個体が二つないと喧嘩にならないわけで、しかも一定の距離がないと成立しないので、滅多にありません。

この目の座り具合が、重要なのですがわかりにくいよね。私もわからん。

 

 

衝撃の映像の前に、ほのぼのとした福寿草の花をご覧ください。

 

 

水鳥なのでくちばし攻撃です。オオバンは足の攻撃主体でしたが、あれは例外。

 

 

しかし首を狙ってゆくな。

 

 

喧嘩しても何か間抜けな印象のキンクロハジロです。

 

 

ただね、翼を咥えて相手をあせらすとかではなくて、首狙ってゆくところがキンクロの面白いところですね。

 

 

実はここまでの喧嘩は滅多に見られません。大体2回程度の攻撃で終わってしまいます。理由は潜っちゃうから。オナガガモも少しビックリしているようです。いきなり消えちゃうんだからね。

 

 

勝利の雄叫びを、と言いたいところなのですが別個体でしょう。そしてハジロ類の鳴き声を聞いたことがない。これほんと。

 

 

なお喧嘩するのは大きな個体とかそういったわけではなさそう。イラっとしたら喧嘩なのだ。何しろ工業高校機械科ですから、女子がいないこといないこと。

 

 

ということで、今日も高松の池で一番可愛いキンクロハジロでお送りしました。なお一番綺麗とされているのは白鳥で、美しいとされているのがオシドリで、一番美味しそうと言われるのがマガモで、一番馴れ馴れしいのがオナガガモで、馴れ馴れしさがやりすぎ感ありで評価が下がっています。孤高のホシハジロとミコアイサは孤高すぎて評価を下げていますね。カルガモもその点ではそうなのですが、一部の超巨大なカルガモに関しては最もうまそうという評価が出ています。

本当にデカイからね。遠目でマガンと思ったらカルガモってあるあるです。

 

 

今年の冬は平年並みの気温変化でしたが、みぞれ混じりの雪が多く、地温が少し低く推移しているようです。水温も少し低いようです。なので桜の予想としては、全くの平年並みになるかと思っています。ガマガエルを使った予想からゆけば、遅めです。