さてみたけの運動公園からはじめます。いい天気です。新緑です。陸上の大会が開かれているようです。
桜も所々に残っています。土手には花びらでピンクのカーペットが出来ています。
クラシックカー発見。
みたけと言うのは戦後の開拓地域で、短い時間でしたが牧場でした。それが高度経済成長であっという間に宅地化したものです。このためか割と大規模な施設が多く、県立運動公園や県立屋外スケートリンク、そして県立武道館もあります。
さて本殿です。間違いました、大道場です。出雲大社かと思わせる出来です。写真を細かく張るのも面倒なので、リンクを張っておきます。岩手県武道館はこちら。
内装は木を多用し、普通の体育館より落ち着いた雰囲気に仕上がっています。強いて言えばトイレの床が湿式(タイル張りで水で流して洗えるもの)が古くさいです。今では乾式(水を弾く素材で出来ている床。水を流して洗う事は出来ない。イオンのトイレがそうだ。)のほうが衛生的で管理しやすいと言われています。建設当時からもそうだったのが今でも湿式と言うのは、ある保守性がなせる技なのかと。
さて周辺ですが、セブンイレブンがあります。その前には八重桜などの並樹があってきれいです。
先ほどの大道場の前の桜の植栽ですが、かなり凝っています。多分エドヒガンの赤と白の組み合わせか、オオヤマザクラとヤマザクラの組み合わせだと思います。白と赤になるように植栽されています。
ここでソメイヨシノでないと言うのが大きいです。ソメイヨシノはゴージャスなのですがちょっと病弱です。あとゴージャス過ぎて、武道の精神性から行くとイマイチな気もします。
意図的に質素な桜を使って、気高さを演出しています。
ただ場所から行ってももう散っていいはずなのですが、まだ残っている。みたけはやっぱり寒いのですか。
みたけの名前ですが、御嶽です。岩手山がよく見えると言う意味です。確かに風の通る台地です。
岩手県の施設は全面禁煙です。しかし弓道場前にはなぜか灰皿があります。撤去し忘れたのでしょうか。
周辺を歩くと、またしてもクラシックカーです。何でしょうね、この街は。
紅葉の新緑なのですが。赤いです。
元開拓地だったので、こうして所々に農地や名残が残っています。
大道場の裏に灰皿発見。
さてなぜあるのかと言えば、武道系の人の喫煙率が高いから。その前に、日本のスポーツ関係者の喫煙率は高いです。
なお医者の喫煙率も高いです。
桜が散っています。
一気に散ってゆきます。
さてなんでここに来ているのかと言えば、全東北学生競技ダンス選手権が行われているから。
これはスタンダード部門で決勝に残った山形大の選手。ステップの堅実さがいい感じです。
こちらも山形大の選手。この後帰ったから勝敗は解りませんが、ラテンで山形、スタンダードで東北大と言った具合でしょうか。全体で飛び抜けた選手がいないのが気になりました。
さてなんで武道館でダンスの大会?なのですが、場所がなかったからと言うのがあります。ただそれ以外で、県の施設の稼働率の問題があって、出来る事なら何でもやると言うのが基本になっています。例えばこの大道場は、サイトを見ればバトミントンやバレーをやってくれと言わんばかりの作りになっています。
競技ダンスなのですが、以前は会場を貸してくれない所ばかりでかなり困っていました。この大会も以前は旧西部公民館(だったと思うが)やNTTの体育館を使っていました。それでも床を保護するために板を張っていたのですが、それでもヒールで床を傷めるとか、拒否されて来た歴史があります。それが今、県営体育館や武道館を使えるようになったと言うのは、感慨深いものです。
ただ競技ダンスには、変な誤解があるように思います。なぜか風営法の規定に引っかかるのです。
この辺りは良いサイトがあります。かなり良くまとめられています。時代錯誤な事がまだ行われているとしか言いようがないのです。終戦直後のダンスホールの問題がまだ残っているのです。
なお現在では、競技ダンスを出来る男性が圧倒的に不足しています。そして女性が継続して続ける率が高く、レベルが高い人が多いのです。結果ど素人の男性が、セックス目的で入ったら完璧に干される世界になっています。
モテたければ相当厳しい訓練が必要です。
この法令関連は、あまりにも変です。警察は何を怖れているのでしょうか。
この武道館のデザインで間違っているのは、正面の舞台。鳥居が意匠にあしらわれています。意味はよくわかるのですが、舞台に上がる人が神様と言う事になってしまいます。
間違った引用と思います。
写真はダンスタイム。表彰状を作る時間で誰でもこの決勝者と踊れる時間です。ダンスシューズは必要です。
鳥居の前で人が踊っている、悪いものではありません。ただ嫌がる人はいるだろうな。
この建物は、それでもいい味を出しています。下手な神社より、宗教的です。