14日の最高気温は23.3度と過ごしやすい天気だった。ネタ探しでうろついていたが、この場合のバファリンは効く。喉の炎症を抑えるほどの力はないが体温の上昇は防げる。撮影のほうもそこそこ順調に進む。
ただ最近なめていたキシリトールのど飴の副作用が出てきて困る。屁がすごいのだ。ものすごく屁が出る。場合によっては、幇間芸に屁で階段を上り下りするのを表現するというのがあるが、たぶんそれができそうなほど長~く出る。あまり臭がないからまだいいのだが、ガスで腹が張っているのも苦しい物だ。芸をするにも腹の状態が良くないからそうなっているのであって、出てしまいそうだから試みることもできない、これが本当の無駄屁である。
そうしているうちに、今度はバファリンの副作用もあるのだろうか、猛烈に下しましてエライコッチャでした。
おかげさんで楽しみにしていたよ市でのベアレンビールも一杯だけと寂しい結果になりました。とはいえトイレがあればいい話でして、響に行きます。久しぶりにルビンシュタインの弾くラフマニノフの「パガニーニの主題によるコンチャルト」を聞いたのですが、名人芸ですね。ホント。世の中には風格のある演奏とかいう人いますけど、それは言い過ぎだろう。何しろ本人の自作自演があるのだから。そこには品がある。
熱田氏が、「最近買ったベームのベートーベンの9番なんだけど、これが遅くってね」ということで、時間延長になる。なおベームとショルティとの比較では、確かにベームは第1と第4楽章が遅い。だが際立って遅い物ではない。2と3はむしろ速いのだ。なぜ遅く感じるのかといえば、晩年のベームはリズム変化を抑える傾向にある。ルバートはしない方向にある。この辺が大きい。ほんの少し遅いリズムで始まると、もうそこから動かないわけだ。動かしたらまたしばらく動かさない。遅くなったらしばらくは遅いまま、早ければしばらく速いままなのだ。アーティキディレーション上のリズム変化を抑制している。音の強弱や音色変化はあるが、とにかくリズム変化については必要最小限度にしか変化させない、というのが晩年のベームの指揮になると思う。結果立ち上がって聞こえるのは音楽の骨格であって、むき出しの音楽になっている。
これが遅く聞こえる原因なんですな。でもカートリッジを30年前のEMTの物にしたせいもあってさほどでもない。
だが私はこれがえらく堪えた。なぜCDに全面移行したかといえばアナログはおっそろしく金がかかるとわかってしまったからだ。それがEMTのカードリジッジが今目の前にあって音を出しているのだが、それはかなりいい音なのだ。だがこのカートリッジは当時4万程度だったが、其れでも恐ろしい高級品だった。でもやっぱりLPをやめたのは良くなかったのかと、少し思うところもあるのが、やっぱりなとなるわけだ。だがアナログは当時でも金がかかりすぎた。デジタルはその辺の敷居をえらく下げたのは間違いない。
今、このカートリッジの後継機は高い物で50万はする。こりゃ戻れん。
15日の最高気温は22.6度とまたしてもいい天気だった。気分の悪さは治まってきているが、なんか具合が悪い。天気はいいのだがパンを作ったり家庭菜園の手入れをしたり、無農薬栽培指定農薬を散布したり、蕗を取ってきてアク抜きをしたりと、なにかどこかの進歩的農家みたいなことをしていた。
変な缶コーヒーがあった。果肉入りのコーヒーだ。レギュラーコーヒーの世界と缶コーヒーの世界は別物だと思っていたが、最近では缶コーヒーが最新のトレンドを持ってきているので変な感じになっている。果肉入りといえば、エチオピアの干したままの果肉付きのコーヒーを連想するのだが、これはそうではないようで果肉が入っているのかもしれない。アメリカあたりで果肉をフリーズドライにした製品があるので、そういった物を混ぜたのだろうか。
アンウオッシュ、もしくはナチュラル製法を思わせる書きっぷりになっているが、そうではないようだ。いずれダイドーの缶コーヒーらしく甘甘でクリームたっぷりなので全く気にならない。
その意味ではサントリーの過去に作った、一旦果肉を弱く発酵させて水に溶けやすくしてから、脱肉乾燥させた豆を使った製品はきつかったな。今から思えばマンデリンの良くない物の感じだった。パルプドナチュラルだと思うのだが、菌にこだわった結果だったと思う。意味のないことをした物だ。
キワモノが増えたな。
最近知り合う若者には、明らかに変人が多い。無邪気な変人だ。だがそれがなぜ増えているのかはわかっている。変人の増加に対して、昔言われた境界例・ボーダーが激減しているのだ。これは教育現場での努力の賜物だろう。昔はどんなに頭が良くてもこれだけの変人はいじめられたり、病んだりしてしまった物だ。確かに優しさというのが充満した世の中では、変人も生きやすい。だが優しさ故の、めんどくささはある。それで病むというのもあるので厄介だ。
さて、個性豊かな社会が今目の前にある。私はドスコイと受け止めるつもりだが、受け止められるだろうか。日本は。
チェリストのヨー・ヨーマのディスクセットが手に入った。一枚あたり220円の15枚組だ。おそろしい時代だ。
なぜこの価値が暴落するのかがわからない。
変人が増えると世界の激動期ということはある。その意味では今現在世界は変人で溢れている。
多分そういった認識で正しいのだろう。