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昨晩(6月21日)、19:00~、医師会3F講堂で、本年度1回目の在宅医療を考え
る会を行いました。
本年度は、他職種連携を深めるための取り組み、ということで1回目は「訪問看
護師さんともっとと仲良くなろう!」とのテーマで、訪問看護師と在宅医の間の”
顔の見える関係”をさらに深めることを目的に会を設定しました。
以下に配布資料をアップしておきます。
参加者名簿もあります。
http://www.evernote.com/shard/s44/sh/e866ad47-49c3-4c18-af18-a488cc2177ea/f52f59acfea2580a803465ac837897bd
まずは、話題提供として、
1、在宅医療に関連した医療材料の費用負担について、
土田先生から説明がありました。詳細は、資料を参照下さい。
患者の利便性からみても、納得がいかないものもありますが、日本の医療は、
管理された診療報酬体系なかで成り立っていますので、ルールはルールとして
順守する必要はあるとは考えます。が、一方、(保険適応のない)衛生材料な
どが進歩、普及している現状で、患者さんがそれらの恩恵を受けるためにも、
混合診療の一部解禁は必要なのではないかと個人的には思っています。
2、「ゆきちねっと」について、
石橋先生から説明がありました。この件については、「医師会長だより」でも
何度か報告していますので、会員の皆さんは周知のことと思いますが、訪問看
護師はよく知らないということでの説明でした。(内容は資料を参照下さい)
3、訪問看護について
工藤所長から、訪問看護の制度を含めた基本的な事項についての説明、次いで
山形県看護協会が行った訪問看護ステーションの実態調査についての報告があ
りました。(パワポファイルが資料にありますので参照して下さい)
4、フリーディスカッション
■まずは、出席した訪問看護師全員から、日頃思っていることを自由に発言して
もらいました。以下に発言を列記しておきます。
・医師の方針、思いを理解して、患者へ伝えていきたい。
・最近は重症患者が多くなった。家族との関係が難しく感じることがある。
・深夜帯など、医師に連絡すべきか否か、一人で判断しなければならないとき
に困難感がある。
・深夜帯などでも対応してくれる医師には大変感謝している。
・一方で、医師と連絡が取れない場合は、困惑する。
・Net4Uは、在宅医との情報共有ツールとして有用であり、とても助かってい
る。(多くの訪問看護師が指摘)
・在宅医がNet4U利用していない場合、患者の情報が全く分からないこともあ
る。
・診療所の看護師(医院全体)と、もっと連携したい。
■ALS患者のレスパイ先がなく家族が疲弊しとても困っているという問題提起が
あり、これに関連したディスカッションを行いました。発言は以下、
・ハローナースでは、ALS患者3名を看ている
・荘内病院神経内科でレスパイトを受け入れてもらった経験がある
・荘内病院や日本海病院など急性期病院では、その機能上(診療報酬上も?)
・レスパイトを受けるのは難しいという現状がある
・このケースでは、保健所や県にも相談したが、改善されていない
・湯田川温泉リハ病院も難病の協力病院であるが、マンパワー的にも受け入れは2名が限度
で、常に満床状態にある
・荘内病院では、人口呼吸器サポートチームを立ち上げた、
・荘内病院でも、どこにも退院させられないという現実がある
・ハローナースでは、小児の患者を受け入れた
・自宅は患者にとっては幸福な選択肢である、
・在宅で、どこまでみれるかだと思う、家族の協力が大事、
・在宅での管理をみんなで協力して考えていきたい
■サービス担当者会議に対する問題提起
先進的な地域では、サービス担当者会議にかかりつけ医が出席している。
当地区でも医師が参加したサービス担当者会議ができるよう取り組みをすべき
ではないか。 また、医師はケアプランを検証し、ケアマネジャーに物言う立場にもある。
これに関連した発言(おもに医師から)は以下
・サービス担当者会議は患者宅で家族を交えて行うことが多い(看護師)
・時間がとれないので、診療所以外では難しい
・極力参加したいが、2-3日前に言われても困る
・ケアマネの都合が優先されているのではないか
・現場(患者宅)に行かないとわからないこともある
(会議の場所は患者宅が良い)
・医師に担当者会議に参加してもらったことがあるが、やはり会議に出てもらっ
た方が良い(看護師)
・以前は、担当者会議をやっていたが、最近はFAXで済まる例が多い
・やっている地域は、どのような工夫をしているのか知りたい
・家族と顔の見える関係を構築したいので、時間があればサービス担当者会議
に出たい
・会議がなくてもNet4Uで済ませることも可能ではないか
以上、
この会に出席しての私の感想
・看護師は、深夜帯などで一人で判断しなければならないことに不安を抱えている。
・一方で、在宅医がしっかり対応してくれることで安心感を得ている。
・Net4Uは、在宅医と訪問看護師をつなぐツールとしてとても有用と感じている。
・ALSのレスパイと先確保の根本的な解決には、行政を含めた高いレベルでの判断
が必要
・医師は担当者会議への出席には前向きには考えている、
・ケアマネから医師へのより積極的な働きかけが必要
(その前提としてやはり顔の見える関係の構築が必要)
・Net4Uは、(関係者の間でのある程度の顔のみえる関係ができていれば)担当者
会議の代替になり得る(鶴岡方式があっても良いのでは)
会終了後、懇親会を行いました。
ALSなど重症難病患者のレスパイト入院施設確保事業というのがあり、入院調整
をしてくれるようです。石橋先生から情報提供を頂きました。
下記にアップロードしてみました。参照下さい。
http://www.evernote.com/shard/s44/sh/483bbceb-be9a-42f2-9c44-86388e3686fe/6befc4d1dce080f1b4e1bd2809c1c2b0