鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

No.120 (鶴岡市総合計画審議会)

2013-06-25 17:55:49 | 日記
昨日(6月19日)13:30から行われた表記会議に出席してきましたので報告しま
す。

鶴岡市総合計画(生命いきいき文化都市創造プラン)は、鶴岡市がめざす都市像~
まちづくりを実現するための基本計画を記載したものです。

現在の鶴岡市の総合計画は、総合計画審議会が平成19年5月に市長からの諮問を
受けて20年10月に答申したものです。平成21年度から平成30年度までの10年間の
鶴岡市の総合計画が記載されています。

今般、5年を経過し見直しの時期にきていること、さらには少子高齢化の進行、
東日本大震災の影響、長引く不況などの社会情勢の変化に適切に対応する必要が
あるとのことで、後期5年間の計画を見直しを実施するものです。

総合計画審議会委員会は、市長が委嘱した市議会議員、知識経験者、関係行政機
関および団体役員、市民の代表など35名から構成されています。会長は、石黒慶
一氏です。

以下、次第のメモを記しておきますが、市長から審議会会長へ諮問書を手渡した
あと、諮問の要旨説明、中間見直しの進め方、鶴岡市の現状と課題の説明のあと、
各委員から意見を聴収し終了しました。

私からは、2060年には、高齢者が人口のが約半分という世界でどの国も経験した
ことがない超高齢社会を向かえる。今後は、高齢者が尊厳を保ちつつその人らし
く、安心して暮らせるまちづくりが必要。その具体策が地域包括ケアシステム。
現在のシステムでは立ち行かない時代がくる。社会システムの大きな転換が必要。
その実現へむけて、医師会も積極的に貢献したい。というようなことを述べてき
ました。

鶴岡市は、急速な生産人口の減少という厳しい現状にあります。対策として、子
育て支援、婚活支援、経済の活性化などの意見があげられていましたが、それと
並行して、現実に起こりうる社会に今後どう対応するのかというより現実的な議
論が必要なのではと感じました。


以下次第

1、開会

2、あいさつ(市長、審議会会長)

3、諮問

 市長から審議会会長へ諮問
 諮問の趣旨説明

4、審議

1)鶴岡市総合計画基本計画中間見直しの進め方

 審議会、企画専門委員会、専門委員会、その他部会で1年をかけて検討

2)鶴岡市の現状と課題について

鶴岡市おもな統計データの説明

 概況
  森林資源に恵まれる 東北1、全国10位
  寒暖差大きい
  所得は減少傾向、全国、県平均より少ない
  財政状況:健全な決算
 分野別
  市民生活
   消防団:83%がサラリーマン
   空き家:苦情相談:141件、年々増加
  健康・福祉:
   出生数:減少傾向が続いているが、980人
   要介護認定者:年々増加傾向、保険給付費も同じく増加傾向
  教育文化
   発達障害児:年々増加:H24年度:8.6%
   児童数:減少、
  農林水産:
   農業:半減 温海7割減
   新規就農者:減
   林業:価格の下落
   漁業:漁業者:
    新規就業者:5-6名 ここ数年
  商工観光:
   求人倍率:21年度が最低、若干増加傾向
   観光客:幾分回復傾向 温泉地の減少傾向
  社会基盤
   

鶴岡市の人口
 人口の推移
  鶴岡市に減少傾向は、全国平均、山形県平均と比較しても大きい
 人口動態(鶴岡市)
  自然増加(=出生ー死亡)、社会増加(=転入―転出)ともに縮小
  昭和40年以降、一貫して転出超過
 産業人口の変化
  第一次産業の減少が一番大きく、これまで増加傾向にあった第三次産業も
  減少傾向
 若年層の流出
  人口の移動は、18歳から30代にけけて集中
 高卒の県外転出
  大学進学率:45%、その約8割が県外
  高卒就職率:約30%、うち県外が3割
 年齢人口割合
  年少人口、生産年齢人口が減少、老年人口は増加傾向
 出生数の減少
  出生数:平成24年度は千人以下(昭和40年度の半分)
 市内各地区の状況
  どの地区でも減少、とくに朝日・温海での人口減少が顕著
 市内各地域の状況ー世帯数
  市街地では直線的に増加
  農山漁村地域では横ばい
  世帯あたりの人員は、一貫して減少
 
3)その他

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