欲しいものは買う、関心のないものはパス・・。
これは消費者の態度です。
「投票には行かない」「政治には関心を持たない」という消極的な「協力」によって熱狂無きファシズム(静かなファシズム)が進行していく。国民が民主主義の「主権者」から単なる「消費者」に成り下がってしまっている。著者のするどい観察です。
本のタイトル『日本人は民主主義を捨てたがっているのか』に大いに興味を感じ読みました。
著者、想田和弘氏は栃木県の出身(足利高ー東大)、気鋭の映画監督、脚本家。
昨年9月、安倍首相のIOC(国際オリンピック委員会)での福島原発事故について「完全にコントロールされている」の明らかなウソ発言・・それに批判的な意見を述べると「五輪開催の喜びに水を差すのか」「ウザい」「キモい」「非国民だ」のコール。著者もネットで非難を受けたという。
何が何だかまったくわーけがわからなくなりました!!
最近分からないことが多く、「わけが」を略語登録で「まったくわけがわかりません!」としました(笑)
きょうの一曲も前回に続いて福島市出身在住のシンガーソングライター、片平里菜。
曲は『Come Back Home』。「帰る場所があるんだ~♪」の言葉が重く感じます。
ふるさと福島の自然、おばあちゃん、母校の後輩たち・・
日本人は民主主義を捨てたがっているのか? (岩波ブックレット) | |
想田和弘 | |
岩波書店 |
片平里菜【Come Back Home】