ポポロ通信舎

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ガンジー翁は「インド原発」認めるか

2016年05月23日 | 原発震災・原発問題

前回のブログ=インドの独立に青春をかけた朝子(アシャ・バーラティ・チョードリー)の生き方を通じて、長い日印の友好的な関係をかいま見ることができました。

ところで最近のインドとの関係を考えると、どうしても日本の原発輸出のことが気になってしまいます。
安倍晋三首相とモディ首相は昨年末に会談し、日本の原発輸出を認めた原子力協定締結に合意しました。インドはすでに過去2回核実験をした核保有国。しかし核拡散防止条約(NPT)には加わっていない。日本がNPT未加盟国と原子力協定を結ぶのはこれが初めてになります。

インドの脱原発団体「核軍縮と平和のための連合(CNDP)」などは「原子力協定は、核の不拡散を訴えてきた被爆国日本の姿勢と矛盾している」と批判しています。

もっともなことです。「核なき世界」を訴えつづけてきた日本のこれまでの外交とはまるで逆方向。

輸出すべきは「原発被害教訓」

東芝傘下のWH(ウェスチングハウス・エレクトリック)は2030年までにインドで35基の受注を目指すといいます。インドのエネルギー需要を、国土や環境を危険にさらすことになる原発に依存することでよいのでしょうか。日本がインドに輸出すべきものは「原発被害の教訓」の方ではないでしょうか。「インドのお客さま、こちらの品物(原発)は不完全で後々まで厄介でございます。とても、お売りできません!」というべきでしょう。
商道徳に反してまでも経済優先、経済優先・・そしてその行き着く先は・・。

もし、インドの独立の父、マハートマ、ガンジーが生きておられたら日本からの原発輸入についてどう言われることでしょう?武力でなく非暴力で独立を果たしたガンジー翁は、とても肯定されるとは想像できないのですが・・。


動画を二つ紹介します。

一つは画家・ジャーナリストの増山麗奈のDVDチャンネルの一部から。
もう一つは、インド南部クダンクラムでの反原発抗議に集まった周辺住民たちの模様。

 

インド・クダンクラムでの原発反対住民と警備隊

インドのモディ首相来日。インドへの原発輸出反対~「ママの約束」DVD

 

コメント
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