ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

IoT時代のビジネスモデル

2016年06月01日 | IT関連

最近「IoT」という用語がよく目に留まります。

IoTは(Internet of Things)の略で「モノのインターネット」の意味。
Thingsは、むしろEverything(すべて)の方がぴったりくるようにも感じます。
似た言葉にユビキタス (ubiquitous)がありますね。いつでもどこでもインターネット。
両者とも同じ世界観だそう。今や流行なのでしょうか、ユビキタスよりIoTがさかんに使われていますね。


『IoT ビジネスモデル革命』(小林啓倫著)を読んでみました。
ネット人口は現在、世界で約30億人とか。一方、ヒトでなくモノの方は500億台がネットにつながっている。身近な例の一つとして満員電車を避けるためのアプリ「JR東日本」を紹介する。

ビジネスモデルの事例としてはハイアールアジア株式会社のコインランドリー技術もその一つ。いわゆる「ITランドリー」はIoT活用の好ケース。コインランドリーこそ店舗に誰も居ないIoT思想に沿ったビジネスモデルなのです。思えばランドリー(洗濯)技術は三洋電機のお家芸でした。本書には三洋の文字は出てきませんが、これからのIoT時代に三洋電機が培った基本技術が姿かたちを変えてはいるもののも今もしっかり息づいていることに、懐かしくもあり誇りにも思いました。

「IoT」時代を迎えこれからの新しいビジネスの方向を占い知るには良い本でした。


【写真】ハイアールアジア(熊谷市)ポポロ撮影

きょうの一曲はバングルスの『エジプシャン』。本文とはまったく関係がありません。

 

IoTビジネスモデル革命
小林啓倫 著
朝日新聞出版

 

The Bangles - Walk Like an Egyptian

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