ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

早大よ、「学の独立」捨てたのか?

2017年01月26日 | 教育・文化
文科省の官僚が早稲田に天下りの問題、情けないですね。
事もあろうに私学の雄、早稲田大学で・・
 
それも口裏合わせをし想定問答までしっかり用意されていた。
形は、早稲田側が文科省に依頼をし、OBが仲介をとったように偽装。
手が込んでいる、知能犯だ。
 
天下の早稲田が「許認可権」などに惑わされ権力に屈してはならないだろう。
早稲田の校歌にうたわれる「学の独立」はどこに行ってしまったのか。
官僚側からの圧力があったとはいえ、それをまざまざと受け入れてはダメでしょう。
他大学に範を示さなければならない「久遠の理想」をリードする立場ではないのか。
 
根に官僚たちの処遇不満も
 
官僚たちの不満も聞く。難関な試験を突破して高級官僚に採用されても給与面では、地方公務員のそれと大きな差はない。同期の誰かが次官に昇進したならば、それ以外の者は定年前であっても転出するという悪しき不文律もあるようです。雄ライオンの世界ですね。
天下り先確保は、官僚にとってはこの程度のオプション(特権)があって当然と考えるふしもあるのではないでしょうか。官僚の処遇改善も真剣に考えないとこの問題はなかなか解決しないのでは。今回はそれが、たまたま早稲田であったからここまで注目を集めたのかとも?
この件も「教育のブラック化」の一環のように感じられ心配です。

【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔

早稲田大学 校歌

コメント
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