『「社会的うつ病の治し方』(斎藤環著 新潮社2011年)を読んでいます。
高度成長の頃は「生存の不安」、今は「実存の不安」からうつ病に。前者は生き抜く生存、後者は自分とは何か、自分探し、社会の心理学化ともいう。現代のうつ病は軽症にみえるがその分治りにくい、と精神科医の著者。
ふと「社会的うつ病」を「政治的うつ」に置き換えてみた。
「秘密保護法」「安保法制=集団的自衛権」「自衛隊の日報隠ぺい」「森友学園の財務省公文書改ざん」「沖縄辺野古工事強行」「統計不正」「年金不信」「拉致問題やるやる詭弁」「米軍機爆買い」・・ こんなに問題を抱えても倒れない政権、そしてそれを許す有権者っていったい何なのだろう。
これを見て、まともな神経をもったポポロ(人達)だったら「政治的うつ」にならない方がおかしいですな。
明日参院選、政治的うつの方も診察(投票)だけは済ませてください。ただその際、病院(政党)選びをしっかり調べ見抜きましょう。悪徳医療機関に当たったら症状はまったく改善しませんからね。
でも野党はまた負けるのかな?
この際、ポピュリズムであってもいい。「新選組」にひと暴れしていただきたい。それが「世の治し方」の一服(薬)となるのなら。
【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔
動画:わが母校の応援歌「時は来たれり」。明日の野党候補の健闘を祈って!!
太田高校(群馬)応援歌『時は来たれり』