6日発生の北海道胆振東部地震、お見舞い申し上げます。
それにしても北海道全域が一時停電になったのには驚きました。
泊原発の外部電源が一時喪失したのにもヒヤッとさせられました。もし停止中でなく再稼働していたらと考えるとゾッとします。
しかし電力供給網の配置がアンバランスでしたね。最大火力の苫東厚真火力発電所(165万KW)が中央にあってそれに頼り過ぎていたというのは変です。どこかで停止中の泊原発を再稼動させたいという邪心が見て隠れしているように感じますね。
原発では内部に入るにも線量計片手に命懸けですが、火力発電所は現場に作業員がどんどん入ることができます。ひとたび事故が起きた原子力発電所は人類と共存できませんが、そこにいくと火力発電所の方は人類&酪農牛、どんな生き物とも共存が可能です。
当初、経産省は「復旧には1週間以上」かかると発表した。火力水力が主体だった北海道で何をいうかと思いました。3.11の直後はここ群馬の地域も停電になりました。しばらくしてさらに「計画停電」の1カ月先までの電力供給スケジュール表が全戸に配布されました。原発が稼働しないとこのように生活を直撃するのだよと消費者に警告を促しているように受け取りました。ところがどうでしょう。数日のうちに停電は解消され、配られたスケジュール表のことなど誰もが忘れ去ってしまいました。
東日本大震災の原発事故から7年後、今回の政府側からの「復旧に1週間以上」発言は、あの時の「計画停電」騒ぎを思い出し、とても胡散臭いものを感じました。
やっぱり。。
わすか1日経った今夕の経産省の発表(以下)
《経済産業省 - 2018年9月7日19:31 》
【北海道胆振東部地震による被害・対応状況】地震発生以降、北海道電力等による夜を徹した復旧作業に加え、自家発電機の稼働などあらゆる努力を積み重ね、明日中には最大360万kW程度の供給力を確保し、北海道全域のほぼ295万戸へ通電が開始できる見通しが立ってきました。
原発推進派はSNS上で「泊原発を再稼動してないから全域停電の事態になった」と、まるで火力では不十分だといわんばかりの暴言を吐いていた。
とんでもない、泊原発が再稼動していたらもっと危険が拡大していたことをもう忘れてしまっているのだろうか。
がんばれぃ~!! 火力発電所くん
【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔
参考:シリーズ原発フェンスを歩く【泊原発 分林里佳キャスター】
火力発電所なら現場の内部にも簡単に入れますから作業員の健康の心配もありません。
泊原発の外部電源は今回地震発生17分後に落ちています。停止中で深刻な難を逃れることができました。
今回厚真の火力発電所が停止したのは地震1分後。すぐに停電回避システムは起動したのになぜか17分後に全道ブラックアウトなる。。不思議です。17分後というのは泊原発の電源喪失と同じ時刻・・。
それでもまだ泊原発の再稼動をあきらめないというのはとても理解できません。
になるところでした。
本当に、火力発電で良かった。
原発でしたら、まじやばかったですから。
「シリーズ原発フェンスを歩く」は良い取材ですね。