連日夜なべして、何とか干支の兎の人形の色塗りがひと段落しました。
といっても素焼きしてあった分全てが塗り終わったというわけではないので、まだ塗り続けていかなければなりません。
とりあえずご紹介させていただこうと思います。
今回はこれまでHPで既にご紹介しているものを含めて昔の今戸焼の土人形を手本としたもの6種類+創作1種類。
画像後列、左から順に、、、
①子抱き兎(2点色ちがい、どちらも最後の今戸人形師、尾張屋・金澤春吉翁(明治元年~昭和19年)の人形、配色を手本としています。)
②月見兎(最後の今戸人形師、尾張屋・金澤春吉翁(明治元年~昭和19年)の緑の帯の人形を手本としています。)
③餅つき兎・座姿(明治時代の人形を手本としています。)
④餅つき兎・立姿(最後の今戸人形師、尾張屋・金澤春吉翁(明治元年~昭和19年)の人形を手本としています。)
⑤しめこの兎(これは私の勝手な創作です。歌舞伎「法界坊」に出てくる「しめこのうさうさ」「しめこの兎」からのイメージで隅田川といえば都鳥。都鳥の中に「〆子」の彫をいれてみました。)
手前
⑥玉兎(近世遺跡からの出土品にはあるはずなので、手持ちの人形をもとにイメージしてみました。背面には「繭玉」あるいは「金のなる木」を描いてみました。)
以上です。⑤のしめこの兎についてはさっぱりとこのままでよいか、あるいは蛸足の模様を入れたほうがよいか、または振り金をしようか、襟を入れたほうがよいかまだ考え中です。