東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

浅草 納めの観音 羽子板市2014

2014-12-16 18:40:25 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

あっという間のことで目前に羽子板市となりました。
定点観察のようですが、当ブログでは羽子板市目前の様子として同じ場所で撮ったビラの画像を毎年アップしてきましたので例によって同じ場所から。
ビラ(ポスター)の絵も構図も毎年決まって同じようですが、よく観ていただくと今年のものだとご確認いただけるでしょう。

ここは浅草 新仲見世と観音通りとのアーケードの十字路です。左奥に向かっているのが観音通りで先には地下鉄銀座線の浅草駅の入口に至ります。

さて「羽子板市」は毎年決まって12月17・18・19日の3日間というのが不動です。
今年も浅草橋「顔が命の吉徳」さん「創業300余年・江戸東京最古のお人形の老舗 吉徳さん」のご出店があり、片隅で拙作の土人形も並べてくださるということで、昨日浅草橋までお納めにお邪魔しました。アップしている画像は昨夜12月15日の夕方に吉徳さんからの帰りに撮影しました。ちょっとこのところあっぷあっぷの状態、寝不足、心配事、腰痛など入り乱れて、おいしいものを食べたいという気持ちが沸き立っています。例によって大黒屋さんの天丼の真ん中の(えび2本+かき揚げ)のご飯大盛りを食べ、そのあと観音通りのジェラート屋さんで3色のカップ盛りを2カップ食べて帰りました。かぼちゃ味、安納芋味、胡麻味、ココナッツミルク味、あともうひとつ何の味のを食べたのか思い出していますが思い出せません。

吉徳さんのご出店での拙作の土人形に関してですが、今回は押せ押せだったので干支の羊のものは前の記事で報告させていただきました「親子羊」と「一文人形風羊」の2種類になります。招き猫については「丸〆猫」の「大」「小」「本丸〆猫」「左招き猫」など、他にこれまでご紹介したスタンダードなものを少しずつ並べていただくようお願いしました。

お近くの方、浅草にお出かけの皆様、おついでにお立ちよりくださると幸いです。

干支の羊パニック

2014-12-16 18:05:14 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)
今年はいろいろな方に支えていただきながら世間様にご紹介いただいた新聞記事やテレビ番組だったり、身に余る光栄な製作の機会をいただいたりで本当にありがたい一年になりました。同時にたったひとりで狭い空間で人形を作る能力についてもちょっと考えるものもありました。、、、、という言い分けをしながら「え?今頃干支作ってんの?」という様子を紹介させていただきます。

 早く干支を、、と焦りつつ手一杯だったので具体的に動き出したのは11月の終わりというありさまで、12月に片抜きしているなんて今までで一番遅い始動ではないかと思います。さて来年の干支は羊。昔ながらの今戸焼の土人形のレパートリーで具体的に把握できている羊の姿といえば、最後の生粋の今戸人形師であった尾張屋・金澤春吉翁(明治元年~昭和19年)のお作りになった一刀彫風の羊くらいで、近世遺跡からの出土人形を眺めまわしても羊は確認できません。春吉翁作の一刀彫風羊はお手本としてわが家にキープしてあるのですが、この時期になって捜してみても大切にしまって置きすぎたので、まだみつかりません。地団駄を踏んでばかりもいかず、お手本がないなら仕方なく創作しかありません。本来の十二支の羊は山羊のような姿が古いので、毛糸の原料となり綿羊(西洋羊)ではなく、クラシックな山羊風のモデリングです。

見出し(1番目)の画像は3番ということで、現在までのところ3種類の型を用意できています。
まず1番目は次の画像です。

この構図は郷土玩具のお好きな方でしたら、見たことがあるのではないでしょうか。「親子羊」です。私が参考にしたのは伏見系の産地(不詳)の親子羊です。

2番目は次の画像

これは創作ではなく、手許にプールしてあった「今戸の一文人形?」或いは「グリコのおまけ」かもしれない小さな羊でこれは明らかに綿羊(西洋羊)ですね。今戸にこうしたものがあったかもしれないという憶測でお手本を見ながらモデリングしました。

そして3番目。画像は見出し(1番目)のものです。
「親子羊」をもとに創作したつもりです。屁理屈的な思考により、このような形にモデリングしたのですが、まだ色も塗らない状態で能書きをするのも恥ずかしいので、能書きは後の記事でお伝えしたいと思います、この色なしの状態で「羊が何を運んでいるのか?それは何故か? 推量してくださったら本当にうれし涙です。



浦島太郎的な更新.....?

2014-12-16 17:29:55 | 日々

お久しぶりです。自分でもびっくりするほど更新できない期間が続いていました。
その間、ブログもHPにも「開けてびっくり玉手箱」のように大きな変化がありました。
わざわざこちらのブログへお越しくださった皆様、「あれ?他所のブログへ来てしまった?」と思われた方もあったかと思います。たくさんの変化がありますので遅れ馳せながらひとつずつお知らせします。まず今まで当ブログはOCNのブログ人から発信していましたが、ブログ人は当年11月いっぱいに閉鎖されました。この夏あたりに通告がありまして、9月にこちらgooブログへの引越し手続きを申し込みました。今までと様子が異なるのはそのためです。9月から11月までgooブログとブログ人両方に「いまどきブログ」が存在していたのですが、その間うっかり慣れているブログ人のほうで更新した記事は11月いっぱいで消えてしまいました。悔しい、、、。この2カ月間例によって人形作りで手いっぱいだったのでそうした変化にも気がつかず、「開けてびっくり玉手箱」になってしまったわけです。失われてしまった9月から10月にかけてアップしていた記事とそれにお寄せいただいたコメントは自分の足跡でもあり、ちょっと変かもしれませんが今後「再現」という形で記憶を辿ってアップさせていただきたいと思います。(いただいたコメントの中には幸いにもデータとして残っているものあるので、自分で記事を再現したところに貼りつけさせていただきます。お許しくださいね。

画像は先週通った板橋区と北区の区境辺りで目にした花。花の様子がダリアに似ているのでてっきり妙にに背の高いダリアだなと思っていたのですが、よくよく見れば木に咲いているんです。この花なんていう名前なのでしょうか。おわかりの方ご教示いただけるとうれしいです。