東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

包む

2015-02-16 00:18:40 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

故障して修理に出していたパソコンがやっと復旧。インターネットやメールの受信もできるようになりました。
この前の記事はインターネットカフェで更新したものですが、新しい画像のアップが難しかったので今日からやっと望みが叶います。
さて、浅草神社(三社様)裏手の「被官稲荷」(被官さま)の鉄砲狐の2回目がやっとできあがり、包む作業をしています。

自分の場合、出来上がった人形は通常透明なセロファン袋で包んでいます。例外的に、これら被官さま向けの鉄砲狐は「薄葉紙」(うすようし)で包み、輪ゴムで仮どめしています。ちり紙だと彩色と擦れて色移りしてしまうのが心配なので、この「薄葉紙」のすべすべの面が人形に当たるようにして包むのです。

ご存じのとおり鉄砲狐はヒゲのあるのとないのとで2体ひと組になるので、一枚の「薄葉紙」で2体が喧嘩しないように包みます。2枚目の画像で、スペースに困っているのがありありではないでしょうか。平らな作業面がないので膝の上で包んでいるのです。
2体を包んで輪ゴムをかけた状態になると中に狐が入っているとは見えませんね。中に和菓子か何か入っているように見えませんか。

こうやって組にして包んだものを貯めていっぱいになると青いコンテナに移します。

明日にでも連絡をさせてもらいOKをいただければ段ボールに詰め替えてお納めに出かけます。

この一対の狐さんの面描き、我ながら結構悦に入っているんです。筆の穂先の入り方と離し方、中央部分の三角眼的な厚み、、昔の今戸っぽい感じが出ているような気がするので♡るんるん♡になっています。