昨日は午後「みそろぎ人形展」の会場から戻って最近好きな「汁なし担担麺」の店に寄ってから家に戻りました。疲れすぎてか、床の中で足が吊ったり、今朝はたっぷり眠ったつもりでもまだ体が床に貼りついていそうな変な感じでした。接骨院で療治してもらってから家に戻り、ふと昨日会場で聞いた話を思い出し、、、。今回準備に時間が十分ではなく、できたものをかき集めて搬入した中に夏に宮城県内の稲荷神社に頼まれてお納めした狐の残ったものも並べておいたのですが、会場一番の頃、お客様でこの狐に関してお問い合わせがいくつもあったというのです。そして私が会場に辿り着いた時には既になかったです。これは今戸人形というよりは、堤人形の古い狐の型のもので、神社が鎮座される地域から考えて、堤の古い形式でお作りしたほうが地域的にも溶け込んで自然なのでは、と思い進めていました。堤の狐の目は鯨眼なのでにやけた感じに見えるのですが、その後神社の方のご希望で目は太目の一筆で鼻の頭を黒くして欲しいということ(黒鼻を置くと犬みたくなってしまいますが)なので、目鼻以外は堤式でこのように拵えてお納めしたのですが、数体素焼きと地塗りまで済ませたものの、そのままになっているのがありまして、この機会に会場に並べておけばどなたか連れて帰ってくださらないか、里親になってくださらないかと今塗り上げたところです。明日午後にでも会場へ運びたいと思いますが、どうなることでしょうか。せっかく型抜きして、素焼きと地塗りまでしてそのままになっていたのでは可哀そうなようで、、。勝手な思いで塗り上げました。