東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

組み立て(ひねり鳩)

2024-01-22 05:20:21 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 夜なべの作業。。眠気もしてきた。
ひねり鳩、本来は生土に竹ひごを差し込んで乾燥させた上に地塗り、彩色されたものだったので脆く残るものが少ない言われています。自分で作る場合脆さを避けるため生土ではなくて、いちど素焼きした本体に竹ひご差し込むので二重に作業(①生土でで成形し、竹ひごを挿してくちばし、脚、尻尾の位置孔つける→②竹ひご抜いて乾燥させる→③素焼きする→④竹ひごを再び挿して部位を組み立て固定させる→⑤地塗りと彩色された)することになります。(本来は素焼きしないので②から④の工程はない)
 ことに④は土の収縮あって孔も小さくなりひごを削りながら孔に合わせるのでかなり面倒。ここの作業はなかなか思うようにいかず血圧があがりそうです。

窯出し

2024-01-22 04:55:42 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

炉内温度が100℃以下に冷めたのを確認して窯の蓋を開けます。
自分でやって言うのもおかしいかもしれませんが、掘ってきた土が素焼きでこんな赤みを帯びた色味に変化するのは不思議です。

 上の段の小物たち。

 窯から取り出しながら仕分けていきます。干支もの、王子向け、仙台向け、、。
このあと彩色の前に地肌のやすりがけや胡粉による地塗りなどを済ませておきます。