初午(2月8日)に向けての招き狐の天日干しです。
仕事場の部屋の中で数日景干しをしてから、自宅の物干しへ移動して2,3日夜中に干していました。
表面に湿っぽさが見えなくなったところで天日で干します。型から抜いたばかりの生土の状態から天日に干すと、乾きが急激すぎて亀裂が入ってしまうのです。
このところ東京ではずーっと雨の降らない状態で、空気が乾燥しています。そのためか消防車の音が頻繁に聞こえてきます。火の用心が気になりますが、天日干しにはよい天気です。
狐を干しながら、ふじばかまや菊の剪定をしていました。十五夜さんも狐が気になって時折くんくん臭いを嗅いでいました。
ご指摘のとおり、人形の種類を問わず、型から抜いたあと、まずは陰干しでじっくり乾燥させてから今度は天日干しで十分乾燥させて素焼きをします。水分が残っていると焼く途中で亀裂が入ったり割れてしまうのです。招き狐は小さなものなので乾燥には時間がかからないほうですが、こうした期限つきの場合焦ってしまいます。十五夜さんは何へでも好奇心というか警戒心があるので臭いをかいでチェックをすることが多いですね。
生土の状態から天日に干すと、亀裂が入ってしまうのですか・・・何事も、急いては駄目だということなんですね。
十五夜さんにとって、いまどきさんのご生活は、見る物聞く物、不思議なことばかりでしょうね。
でも、すっかり、いまどき家の一員になった十五夜さん。
また、画像も楽しみにしております!!