記憶に残っていらっしゃる方も少なくないかと思います。
「働きたい方 いらっしゃーい 大沢家政婦紹介所」と看板がかかった景色。
看板こそ残っていませんが、あの市原悦子さん主演の人気ドラマシリーズ「家政婦は見た!」の舞台になった家政婦紹介所のロケ地です。東急世田谷線の「下高井戸駅」から数十メートルの線路際に建っています。毎回ドラマの終わりに怪我をした「あきこ」さんが野村昭子さん演じる所長さんに見送られ下高井戸駅方面に歩いていました。あのドラマは楽しみにしていました。市原さんと野村さんの絶妙な掛け合い。あと山田すみ子さんも同僚として出演されていましたね。後で知ったのですが山田さんは「吉本新喜劇」の大看板だったそうですね。市原さんと野村さんは同じ俳優座のご出身だと聞いています。このシリーズはもう打ち止めになってしまって他の女優さんの主演でリメイク?されたみたいですが、市原さんの存在感あっての面白さだったので、、、。もし自分がプロデュ―サーだったら市原さんの後には室井滋さんにやってもらいたいです。
下高井戸を発車した電車が通り過ぎるところ。昔はまだこんなにおしゃれなヨーロッパのトラム風な電車ではなくて、鶯色の古い電車でした。私の高校はここの隣の京王線の明大前の近くだったので、学校の帰りに「ボロ市」に寄って行ったこともあり今でも懐かしいです。古い電車の内部は木造で油の臭いがしたりエンジンの音も懐かしい感じでした。
なぜここに寄ったかというと実は間抜けな話なのですが、1月のボロ市もちょっと覗いてみたくて豪徳寺まで行ったのですが、日を勘違いしていたのです。12月も1月もボロ市は15・16日なのですが、曜日の感覚はあっても何日かというとぼけているんですね。豪徳寺に立ったのは14日でした。自分では15日と思いこんでいたんです。
せっかく来たのだから、、と家政婦紹介所を思い出して下高へ寄ったのです。
3枚目の画像は山下駅(豪徳寺)で撮ったもの。右の緑と白に塗り分けられた電車は形こそ現在のモダンな電車ですが、塗り分けのデザインは「ペコちゃん」のイメージでしょうか?その昔、東急新玉川線(当時は玉電?)が玉川通りを走っていた時代の名物車両で「ペコちゃん」の愛称で親しまれていた、と聞いています。私は実物を観たことないのですが、白黒写真で観た色分けはこんな感じだったような気がしますがどうでしょうか。因みに当時は新玉川線と世田谷線は繋がっていて三軒茶屋から分岐して下高井戸まで運転されていたとかどうか、、。我が家の近所にも都電荒川線が健在ですが、世田谷線は独特な雰囲気で憧れます。
関西では、土曜日の午後からテレビで吉本新喜劇が放送していたので、祖母と毎週、楽しみにしていました。
ところで、前の前の記事にあるお店も味わいがありますが、この「大沢家政婦紹介所」の建物も、昭和っぽくて素敵ですね!
ありがとうございます。
なるほど京都も吉本のお膝元といえばそのうちなんですね。
自分だけ知るのが遅かったのかもしれませんが、「家政婦は見た!」では、市原さんの周りに数人の同僚の家政婦さんがいらっしゃったのですが、それぞれいきいきと生活感のあるバイタリテイー豊かな方ばかりで面白かったです。あとになって動画で新喜劇の古い映像のさわりを観てなるほど山田さんもなかなか達者な芸風の方なんだなと思いました。
ありがとうございます。昔の玉電の画像の中に「ぺこちゃん」がありました。三茶から世田谷線へ直接乗り入れている画像もありますね。渋谷へは子供の頃出かけて行ったという記憶があまりなく、玉川通りから渋谷駅へどう走っていたのかこの眼では見ていません。世田谷線は高校の頃寄り道で乗ったことはあるのですが、、。車両は古いものでした。情報ありがとうございました。