
昨日羽子板市の初日お納めにうっかり忘れていた「ぶら人形」。たったひとつですが今日吉徳さんにお願いしてきました。昨年の今頃このブログに製作を載せていたぶら人形から更に割型をとって縮小させたもので、計算上前回の大きさ(本体の)の81パーセントになっています。たったひとつですが置いていただきました。

昨年と違うのは、手足を別づけしていません。
前回にも記しましたが、ぶら人形は市松人形のような抱き人形の一種で、豆市松人形として練もの(桐塑製)で成形され描き眼、着せ替えの安価な着物と共に小さな化粧箱に入れて売られているのが最近までありました。
但し、都内の近世遺跡からの出土品にあまた含まれる素焼きのぶら人形の本体や手足のパーツは大小さまざまあるものの、本体と手足が連結された状態で残っているものは確認されていません。
昨年は手足の連結は布の中でも安価だったのではないかと空想して古い麻布を晒した上、蘇芳(すおう)の煮出し汁で染めたもので繋ぎました。今回のサイズいずれ手足の連結を考えていますが今回は本体のみの仕上げで飾る取り扱いしやすく、またたったひとつ画像でみたことのある手足のなもの(戦前の古い収集家も手元にあったといわれる。)のイメージにしました。
顔の彩色については、出土の遺物のなかで顔の描かれた跡の残るものの表情をお手本にしています。

今日は日が暮れてから到着しました。兎ものの人形は月見兎も含めて全てお求めいただいたそうで。もうないとのことで、家に玉兎の数体やり途中のが若干あるので彩色を済ませ、明日午前中の用事が済んだらお持ちできるかどうかと思います。
追伸 就寝前にやりかけだった玉兎に手を入れて仕上げました。
現在のところ兎の干支ものはこれでおしまいです。明日午前中に所要が済み次第浅草に寄って吉徳さんにお願いしようと思います。正午までにはたどり着けると思いますのでよろしければお立ち寄りくださ
い。

羽子板市行ってきました🤗
🐇さん購入させて頂きました
大切にしますね🥰