昨日、今戸の尾張屋さんのご墓所のお参りを済ませた帰り道、初午で早とちりしてしまった千束稲荷に寄るべく、山谷堀の暗渠沿いに北上していたところ、偶然見かけた地口行灯。合力稲荷神社とあり、山谷堀の畔、吉野橋と紙洗い橋(「冷やかし」という言葉の語源といわれる)の間に鎮座されています。
鳥居の柱には「随身」の行灯が左右にかかっていました。最近珍しくなったと思います。ただ、描いた作者がわからないです。
「甕垂れ」の波線の描き方、赤と紫のものは北千住の旧街道沿いにある「吉田絵馬屋」さんのものだと思います。でも紫が青に替わっているのは、パターンとしては絵馬屋さんのに似ていますが、どうなんでしょう。わかりません。
「大かぶ 小かぶ」→「大寒 小寒」「呑 大酒 三升 五合」→「南無大師遍照金剛」「大かめもちだ」→「大金持ちだ」はわかるけど、残りがわかりません。
「玉あげ がんほどき」→「あぶらげ がんもどき」?
「田っぽれ 々」→「かっぽれ かっぽれ」
「糸のくりみて 高うり なほせ」→「人のふり見て わがふり直せ」?
「し〇〇を ばらにしている」→「人をばかにしている」?
「おはぎのはしは 長けれど」→?
やっぱり変体仮名とか達筆だと読めないのもあります。もとの言葉自体を知らないものはアウトです。
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