
降雪で大変な地域の皆さんからすれば、東京の寒さなんていうものは「甘い」のかもしれませんが、やっぱり寒いです。寒さのせいで体は余計固くなっているよう感じがします。背中から腰、足にかけてごりごりに凝り固まっています。そして風邪。元来、こんな季節にする作業ではないのですが、今後のことを考えて、掘ってきた粘土を水に溶かして、篩にかけ、精製する作業(水簸=すいひ)と沈殿させた泥しょうを石膏鉢に盛って水分を吸収させる作業とを行いました。最初の画像は何カ月も前に寝かせておいたかなり濃くなった泥しょうを掬っているところ。

2枚目の画像右下のバケツに入っているのは掘ってきた粘土。水でふやかしています。左上は石膏鉢。一枚目の泥を移して吸水させているところです。このあと数週間寝かせると、かなり固まった状態になります。
これからの見通しとしては、干支の型抜きと1月にお納めすべき浅草被官稲荷様の鉄砲狐作り、そして2月の催事向けの人形つくり、2~3月にお納めすべき浅草被官稲荷様の鉄砲狐3回目。3月の催事向けの人形と続きますが、これらのためにも今のうちから粘土が足らなくならないよう準備を同時進行させておきます。一応ゴム手袋をして水をいじっていますが、ゴム越しでも手が痺れる冷たさです。
コメントありがとうございます。毎日する作業ではないのですが、これからの段どりを考えると、材料の土が途中でなくなってしまうのが心配なので、とりあえず沈殿させている泥がバケツ一杯まで積もるまで毎日続けようと思っています。手先が冷たいと血圧が上がるものなんですか?気をつけます。
確か、ゴム手袋(シリコン手袋?)で、熱を遮断してくれるタイプの物があると思いますが、いまどきさんのような繊細な作業では、そういう物は使えないのでしょうね。
でも、あまり冷たいと血圧が上がってしまうかも知れませんので、無理はなさらないでくださいね!」
水を使う仕事は大変ですね。
したっけ。