経済的理由で借りていたアパートを解約する決心をしてからというもの、自動車の運転もしないので、アパートに山積みされていたダンボールや古書の山、小さな家具までチャリの荷台にくくり付けてアパートと両親のいる自宅を往復する毎日でしたが、やっとアパートを空にしてお掃除を済ませ、今日家主さんと不動産屋さんとの立会いのもと状態の確認、そして鍵をお返しして引渡しまで済ませることができました。
数えてみてびっくりしたのですが、15年も借りていたのです。当時は勤めがちゃんとありましたので、余裕というほどのこともなかったけれど、最近はちょっとしんどくなってきていたのでした。
でもとりあえずこれからは家賃分の支出はなくなるので、少し肩の荷が降りたような安堵感。
意外だったのは、退出後のクリーニング代とか修繕費は当然差し引かれても15年前支払った敷金の一部が帰ってくるということ。うれしいです。
このアパートでの思い出と言っても、実際住んでいたのは隣の町内の両親のもとだったし、時々日本へやってくるドイツの友達たちが泊ることができるようにしていた時期もあったけれど、あまり自分自身の生活感というものは染み付いていないので、感傷的なものとか感慨とかあんまり湧いてこないですね。ひとつだけ、因果のように感じたことがあって、ここの引越しをはじめてモノもいろいろ処分しつつあったある日、ずーっと何年も音沙汰のない知り合いに偶然会う機会があったのにはびっくりしました。
引越しも済んだので暮れに向けてのの土いじりも本腰を入れていかなければと思います。ちょっと憂鬱なのは、アパートから自宅や仕事場へ移動させたモノの山。時間をかけて落ち着いて整理して早く切り崩したいです。
15年間も家賃を払い続けられていたというのは凄いです。
こつこつ、荷物を運び出されるのは、さぞかし大変だった事と思います。
ところで、そういう風に、きちんと片付けたときに出会われた知人の方というのは、きっと良い再会なのだと思いますよ。
運び込んだ荷物の整理も、考えるだけでも億劫になりそうですが、ぼちぼちがんばってください!
自分でもある時期からこれは無駄づかいだな~と思っていたのですが、目先のことでなかなか動き出せなかったんです。でも動いてよかったです。ここは仕事場からは100歩と離れていないので、仕事場辺りのお馴染みの猫さんたちのテリトリー内でもあるわけで、大抵の猫さんたちは、私がここにもいる、ということを知っているのでした。ただ、ここのアパートは借りる前からペット禁止という条件がついていたので当然わが家の犬さんはもちろん猫さんも中へ入れたことがありません。でも猫さんたちはここのアパートに出入りする私の姿を近くから眺めていたり、アパートの窓の擦りガラスの向こうの塀を花道のように行ったり来たりする姿が見えたものでした。仕事場のほうは当初から汚れ仕事で使ってもよいという家主さんのお言葉で入ったのですが、ここのアパートはペット禁止だけでなく、ちょっとおしゃれっぽい感じなので汚してはいけない、、とここで仕事をしたことも全くありませんでした。そういう意味で散財ではあったけれどひとつの時代という感じはしています。
腰を痛めないように少しずつ片付けたらいいですよ^^
したっけ。