黒ぶちさんのお3時

　あっという間に一ヶ月も更新しておりませんでした。夜中に布団の中で急に足がつってしまい、それ以来、左膝の屈伸でひどく痛みます。寝ている姿勢から起き上がったり、立ったり座ったりの時には気をつけて動くようにしていますが、この一ヶ月寝たきりというわけでもありませんでした。ありがたいこと、そうでもないことなどいろいろな出来事があり自分のブログをチェックする余裕がなかったというべきでしょうか。

 

　嬉しくないほうの大波乱といいますか、大椿事が起こり、ドラマチックでしたね。新装開場こけら落しの歌舞伎座へもまだ出かけていませんが、人から聞いたところでは幕見席からでも花道の七三が見えるようになったというのはうれしいことです。　　

　その大椿事を見立てで表現すれば、大一座総出演のお目見え時代だんまりのような状況。岩藤に岩根御前、八汐に仁木に剣澤弾正に山名宗全、或いは時平の大臣入り乱れての組んずほくれつ（私はお初のつもりでごめんなさい。）背景の黒幕はまだ落ちず長いだんまりでございます。「ああら　怪しやな　訝しやな　、おお怖わ、怖やの企み。　（ト、烏鳴きあって）「こりゃ　こうしては　い～ら～れ～ぬ～わえ。」（ト、ドロン　バッタリ　　ドロン　バッタリ　をかぶせ　八汐と岩藤と岩根御前にかさねが加わり双面ならぬ四つ面となり連理引きとなる。」　幕切れのチョンもまだ聞こえず長々続くだんまり模様。「ハテ恐ろしき逆恨みじゃあな～」、、、。（お芝居お好きでない方には申し訳ありませんが、見立てで表現させていただいているつもりでございます。謂わばノンフィクションをもとにないまぜ時代お家狂言風に書いてみました。）

このあとに細川勝元公の「虎問答」のような展開となるのでしょうか、、、、、？お初の運命や如何に！！！！！

　うれしいほうの身辺のお話としては日頃の手仕事に関してエールを送ってくださる皆様。ありがとうございます。現在既成の型抜きの他、新しい型起こし、暫くしまったままだった型をなおしたりしています。先月はじめのTVのオンエア後ですが、思わぬ人から「見たよ」なんて声をかけられました。おいしいラーメンの女将さんと旦那さん。中学校時代音楽部でお世話になった恩師の先生。民芸店の旦那様。露店のおじさん、、、。ありがたいですね。やっぱりうれしいです。でも不思議なメールまで来ました。「某I神社のペアーの招き猫をゲットできてラッキー?です。でもTVの上に飾っていたら落として割れてしまいました。どうしたらいいでしょうか？」自分で作ったものでもないので的確なアドバイスができずに正直弱りました。どこの粘土を買って使っているのか知りませんし、あちらはおそらくアクリル絵の具だと思うのですが、うちはまだ膠に胡粉溶きなのです。

　桜が咲いてもひどく寒かったり、夜中真冬に戻ったような感じの日もありましたが、桜に限らず、戸外の草の緑の生育が今年は特に速いような印象を持ちます。猫さんたちの動きも賑やかになってきました。画像の黒ぶちさんは仕事場近くの最も古いおなじみさんですが、最近グルメになっようで、普通の総合キャットフードには見向きもしないことが多いのですが3時のおやつとしては食べてくれました。よかったです。