ご依頼を受けた干支の羊を追加して作っているところです。素焼きした木地に胡粉で地塗りをし、更にその上に「キラ(雲母粉)」を塗り彩色をすすめていきます。目を置く前に「丹色」の粉を擦り込み刷毛で目の周りや体の造作に沿ってボカシを入れます。
これまで冷たい感じのパール地に温かみが出ているように見えませんか。
目のまわりや体の造作に沿って「丹」のぼかしを入れることは「今戸焼の人形」だけの特徴ではなく、他の土地の産地でも行うことですが、特に「今戸」では天保3年に記された「玩具聚図」という人形玩具の彩色手本帳で具体的に指示されているのです。
古い伝世品の今戸人形すべてにこうした擦り込みがされているとは言えませんが、一応「今戸人形」の特徴のひとつとして実践しているつもりです。
擦り込みぼかしを入れたあと、目の下地に黄色を塗り、その上から透明感のある赤を重ね、黒眼を置きます。
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よく考えられたもんですね^^
したっけ。