先日、オカミから台湾出張のお土産にいただいたピーナッツ菓子が、やめられない止まらない激ウマで、アッちゅうまに食べ尽くしました。
台湾て美味しいものがたくさんあるんだよなぁ~と思っていたら、たまたま友達が台湾旅行中。
彼女がInstagramにあげる台湾の食べ物がどれもほんとにおいしそう。
むかし台湾へ行ったときは、猥雑さや騒々しさに慣れなくて、リピはないなとおもったけど、あれは若くて潔癖だったから。
いまならあのエネルギーやバイタリティー、乱雑さ受け止められると思う。
亜熱帯特有の緩さみたいなものも受け入れることができるんじゃないかな。
そんなとき、くりちゃんから台湾を舞台にした吉田 修一の小説『路(ルウ)』をすすめられました。
いままさに台湾ラブだったところーーー。
吉田 修一の作品は『悪人』とか『国宝』とか、ヒリヒリする展開のものが多いけど、どんな作品でも、整然とした完成度の高い文章で、好きな作家です。
『路(ルウ)』の舞台はさすが台湾。クールな吉田 修一の文章が、熱い、暑苦しいくらい。
メインのストーリーは、台湾新幹線建設のため、台湾へ赴任してきた日本の商社のOLのお仕事ものがたりですが、その彼女と運命的な出会いをする台湾人青年建築家との恋も絡んで、台湾に魅せられた主人公の熱が伝わってくるようでした。
ほかにも、台湾からみでは、本では戦前の大富豪の暮らしを描いた「安閑園の食卓」が大・大・大おすすめ。
映画だと「あの頃、君を追いかけた」がこれまた、大・大・大おすすめです。