曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

骨粗鬆症の治療の始まりは、自己注射の練習から

2013年07月14日 | 医療

実家母のYこさん、思いがけず注射による骨粗鬆症の治療を開始することになりました。

「自己注射」と言う事と、毎日1回だけ、通院は28日に一度、検査は適宜。

自分でする面倒はあるものの、効果は従来の薬に比べて1割以上効果があるので、やってみますか?

一番の違いは今までの薬は「破骨細胞」の働きを緩くする薬だが、今度の薬は「骨芽細胞」に働きかけるので効果がある。

そして、保険適用は2年までしか認められていないので、その後は他の薬に移行しますが、このままだと、骨粗鬆症は進行の一方なので、「今始めることをお勧めします。」と「やるなら今でしょ!」がまた出ました。

一緒に説明を受けた私は、「骨芽細胞に働きかける」と言うところが画期的だと思い、Yこさんも、あとでびっくりしたんですが、こんなに面倒なものとも思わず、「先生が言いとおっしゃるなら…」と、正直Yこさんはわけもわからず(まあ、私もこの時点では?マークだらけでしたが)この治療を承諾することにしました。

さて、承諾したら、今度は看護師による、この治療の説明。

説明と言っても、薬の内容や薬の作用と言う事よりも、

「薬が高価である」そして、その高価な薬を4週間に一度必ず所定の薬局で出してもらう事。この治療の契約(病院と薬局)は2年間になること等、同意書にサインをしたところで、今度は具体的な注射のやり方の説明を別室で40分ほどかかりますと言われました。

なんだか、大がかりな大げさな事になってきたぞと、Yこさんと2人、しばらく待ったところで別室に案内されました。

そこには、フォルテオのキッド一式と、練習用の様々なグッズ。

まずは薬の扱いの注意が、山ほど。

まずは常に冷蔵しておかないといけないと言う事。、その為の保冷剤に保冷用して薬を運ぶためのキャリーバック、注射針や消毒用のアルコール棉など一式セットにしてしまうバック。説明用の下敷き、記録用紙に、日記帳、注射本体を入れ替えた時に貼るシールまで、もう2年分セットになったものがあり、まず、その説明(使い方ではなくて何が入っているか)

そして、薬の名前を覚え、どこの病院に掛かるにも「フォルテオ」を注射していることを必ず薬手帳と共に「口頭で」伝えること。

さて、Yこさん、ここでまず、つかえます=けつまずきます。

ええ、お薬手帳を持ってない(;一_一)

これ、前回入院の時にも持って来なくて、いろいろ難儀したのに、なぜ、持ってこないかな~。いつも持っていないとダメでしょから、延々説明しなくてはならなかった…。

なにせ、Yこさんの掛かり付け医は、こういうのゆるいのよね。私が代わりに薬をもらいにいっても、その時診察券もなかったのに、「○○Yこですが」ですぐ、カルテを出して、薬を出してくれて、しかも、その時に今まで出されておらず、本人でもないのにもかかわらず、痛み止めも処方したという病院で、出してもらう側は面倒はないですが、

だから、その、ゆるい病院では「いつもお薬手帳は持って来なくていい」と言われるので、「だって、いらないって○○先生は言ってる。○○先生のところでも、同じ薬だからいらないって言われている」をここでも通そうとするんです。

「いいですか。これからは必ずどこに行くにもお薬手帳を持って、それを必ず出して下さいよ。このシールはご家族の方に預かってもらいますから、家に帰ったら、ご家族の方に貼ってもらって下さい。」

はい、ここで、つっかえちゃったので、その後もどうなったか、皆さん予想がつきますよね。

イチイチ通訳に翻訳に要約に、へい、なっかなか、苦行でございます~~~。

まだ、注射のちゅの字もいっとりませんがな。ほへ~~。今日は、ウチに帰れるんだろうかあ~~。またまた 続いちゃいます~~~

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骨粗鬆症の治療とは

2013年07月14日 | 医療

実家母Yこさんが、骨粗鬆症の治療を初めて3週間。

いろいろわからない事だらけなので、調べてみました。

そう言えばはるか昔、専門学校に通っているころ。当時女性が専門職に就くというのは(普通はお茶くみあるいは事務職)あまりなく、その為の専門学校は、やる気の塊のような生徒が通っていて、授業も活気がありました。

講師も開業医になったばかりのDr.が模造紙に手書きでの今でいうパワーポイントを使っての、熱い熱い授業でした。

解剖学だの、病理学の教科書は、高額なうえにとても古い記述で、それを補い為の手書き資料を先生が小脇に抱えてやってきて、黒板に張りつけ、風でめくれてバサバサ言うのを、当番と、先生が押さえながらの熱い授業。

その熱い先生の中でもひときわ熱い先生がいまして、その先生の「新しい命」を前面に打ち出した授業は、私たちに「生きる」「生まれる」「生まれ変わる」と言う事を、心に刻みつける授業でした。

その先生の言葉は今でも残っている言葉が沢山あるのだけれど、

「君たちはもう半年前の君ではないんだ。新しい君に生まれ変わっているんだ。」

という言葉です。

人間は細胞が、その細胞も常に新しいものに置き換えられ、一見一生そのままのように見える骨でさえ、半年立てば新しい骨になっているということなんです。

だから「君たちは半年前の自分ではない。生まれ変わっているんだ。」と言う事なんです。

そして、「誰でも、生まれ変わることは可能なんだよ。それが出来なくなった時死を迎えるってことなんだ。でも君たちが子どもを産むって言う事はだから生まれ変わるってことだから、やっぱり君たちは生まれ変われるんだよね。生きるってすごいだろ~」

ええ、話が横にそれたような感じですが、この骨の再生と言う事が、うまくできなくなったのが、骨粗鬆症と言う事ですよね。

固い固い骨も外は堅いですが、骨髄では血を造りだす、臓器でもあります。

もちろん、骨格は体を支える根幹になっていますし、頭蓋骨は脳を、肋骨は内臓を守る役目もあります。

半年で君は生まれ変わっている→つまり、骨も半年で新しい骨になっているわけですが、これには破骨細胞と骨芽細胞がバランス良く働く事で古い骨を溶かし、新しい骨を造り出していくわけですが、この破骨細胞と骨芽細胞のバランスが崩れ、骨がとかされるけれど、新しい細胞がつくられずに結果として骨がすかすかになってしまうというのが、骨粗鬆症になる仕組みと言われています。

この破骨細胞と骨芽細胞をうまく働かせるのに様々なホルモンが関係があり、また、カルシウムのとりこみが出来ない原因にも様々な要因があり、カルシウムの吸収にはビタミンDが、ビタミンDがうまく働くには日光が、その吸収には筋肉の運動が必要と様々な要因が関わってきます。

骨粗鬆症の治療には、この骨を作る仕組み、骨形成を助ける仕組み、血液や消化器にかかわる仕組み、女性ホルモンや副甲状腺にかかわる仕組みなどが、うまく働くようにざまざまな治療薬が開発されてきたそうです。

また、同じ内容の治療薬でも服用の仕方なども様々で、治療の対象になる人の状態に合わせて処方あるいは注射が行われるようになって、日進月歩発達途上で、また、この超高齢化社会を迎えての大事な治療となっているのですよ~~。

一応参考までに→こちらと こちら こちらもね

次回は フォルテオ 騒動をば~~

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