「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

独り言~「健康対策」と「読書二冊」~

2010年07月13日 | 独り言

 健康対策「にんにくオイル」

先日のブログ「健康1番、音楽・オーディオは2番」で触れたように「健康あってこそ趣味が末長く楽しめる」というものだが、それかといって日常生活があまりに「健康至上主義」にしばられるのも極端すぎて面白くない。

人間、すべてバランス感覚だと思う。


要するに「くう、ねる、うごく」、つまり「食事、休息、適度な運動」をいかにうまくとるかが健康の要諦だろう。

今回は、そのうち、食事面での健康対策に取り組んでみた。

国民2~3人のうちに1人はいずれ「ガン」になるというコワ~イ統計数値が示されているが、そのガンに対して一番予防効果が高いとされているのが「にんにく」という食材。

しかし、この「にんにく」には難点がある。

まず「匂い」が強烈でうかつに人と会話が出来ないほど不快感を与える。また、食べ過ぎると「胃」がやられてしまう。「黒酢、にんにくは、うまく摂取しないと胃潰瘍の原因になりますよ」とは、4月に診てもらった胃腸科の先生の言。

この辺を考慮しながら先日のNHKテレビ「あさイチ」(7月7日8:15~)で「にんにく特集」をやっていたが、そのうち「にんにくオイル」を作ってみた。

                         

この番組の中ではいろんな「にんにくのレシピ」が紹介されていたが、一番作るのが簡単そうなのがこれだった。

はじめカミサンに「こういうレシピがあるんだけど」と持ちかけてみたところ「あら、そう、あなたがやれば・・」と素っ気なくかわされてしまった。どうやら自分の料理に”けち”をつけられたとでも思ってプライドを損ねたらしい。

仕方なく自分がやる破目に。7月10日(土)の午前中のことだった。

まず材料をそろえる。

           
      1          2          3

<材料 200ミリリットル分>
・オリーブオイル・・・200ミリリットル
・にんにく・・・1個

<作り方>

1 にんにくを袋に入れ、すりこぎ(またはハンマー)でたたいてヒビを入れてから薄皮としんを取り除く。(細胞を破壊することで、ガンに一番有効な匂い成分を出しやすくする)。

2 オリーブオイルとともにフライパンに入れてごくごく弱火にかけ、時々混ぜながら30分ほど煮る。にんにくが色づき、水分が抜けたら火を止め、にんにくを取り除く。

3 オイルをこして、にんにくの中身を取り除いたら完成。冷やして元のビンに戻してやる。

※冷蔵で保存

これで「にんにくオイル」の出来上がり。

実に簡単である。「冷奴」とか「野菜」の炒め物にかけて、適度にしょうゆを使って食べると、ほのかに「にんにく」の香りがして食欲がいやがうえにも増す。絶品である。

付属物の「にんにく」のかけらのほうも、ほとんど匂いがしないのでこだわりなく食していい。

健康食材「にんにく」に興味のある方は一度トライされてはいかがだろうか。自分みたいな料理の”ど素人”でも出来たのだから、まず失敗はありえない。

 「読書二冊」~「不等辺三角形」と「教室の亡霊」~

                

 言わずと知れた「浅見光彦」シリーズの最新作。

「教室の亡霊」の巻末に
「内田康夫デビュー30周年記念3ヶ月連続刊行」とあり、「教室の亡霊」が2月(2010)、「神苦楽島」が3月、そして「不等辺三角形」が4月に刊行と書かれてある。

著者紹介の欄に、2007年に著作総発行部数が1億冊を超えたと書かれていたが、その人気振りが推しはかれようというもの。


たしかに、どれを読んでもハズレがなく無難で結構面白いのが特徴だが、最近読んだ「神苦楽島」は「週刊誌の連載物」だったので、内田さんらしくないダラダラとした展開が続いてサッパリ面白くなかった。

さて、この2冊はどうだろうか?

10日の午後、県立図書館から「予約の本が入館しました」との連絡を受けたので片道25分(クルマ)のところを取りに行った。

まず
「不等辺三角形」だが、いつものと遜色ない出来栄えで、結構面白かった。由緒ある「仙台箪笥」の呪いと、戦時中、日本で客死した汪兆銘(中国)の財宝探しと絡めた殺人事件。

相変わらず意外性のない犯人だが、展開がなかなかスリリングで、つい、いつもの「内田節」に引き込まれてしまった。どうやら心配した高齢による筆致の衰えは感じられないようでひと安心。

次に
「教室の亡霊」もなかなか読ませる。近年の学級崩壊、保護者の無茶な言いがかりなどによる先生のノイローゼの増加、教員試験における教育委員会のコネ採用など「教育問題」に絡んだ殺人事件。

我が大分県で起って、全国の教育界を震撼させた教育庁の不正採用がちゃっかり取り上げられていた。さすがに内田さんはいろんなところにアンテナを張っていると感心した。

犯人像のあぶり出しが弱く、後半になるとちょっと”だれてくる”のがいつものとおりだがまあいいか。

とにかく、これからも「内田ワールド」を安心して楽しめると満足できる二作だった。


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