今回はJBL375ドライバーのダイアフラム交換についての話。
経緯を時系列で振り返ってみよう。
10月20日(土)
長い間、放っておいたJBL375をシステムに組み込んで鳴らしてみたところ、盛大な雑音がするので分解し点検したところダイアフラム(以下「フラム」)の損傷を発見。その日のうちに、オークションでJBLの純正ダイアフラムを落札。
10月22日(月)
落札代金を出品者(関東)に振り込み。24日は福岡行きの予定なので到着日を25日(木)に指定。
何しろフラム交換は始めての経験なので用意周到に準備を進める必要があると気を引き締めた。まだ日にちの余裕があるので助かる。
自分を含めて素人がフラムの交換をやるときに必ずといっていいほど失敗するのが、フラムを本体に取り付けてネジを締めるときに金属製のドライバーがフラムの裏側の強力な磁石に引きつけられて、フラムを突き破ってしまうこと。
熟練者は別として、素人の場合はドライバーは金属製のものを使わない方がよさそうだ。オーディオ仲間の奈良のMさんに相談したところ「チタン製のドライバーがありますよ」。さっそくネットで見るとなかなかいい値段がする。「素隠居」にはちょっと厳しい(笑)。
すべてがプラスティックで出来たドライバーがないものかと、ネットでしっこく探してみるとありました!
必要な部分を切り離して、組み立てるようになっている。新潟県のとある会社が発売元。
値段の方だが、本体が260円、消費税13円、送料525円、代引き手数料315円、合計1,113円。
何じゃコレ!?
送料の方が高くつくが、まあ、このくらいなら”物は試しに”と注文。
10月23日(火)
裏蓋の吸音材を交換した。ネットによると専用のウレタンの吸音材が9,800円もする。馬鹿らしいと、タンノイさんの箱の中に使ってあったウレタンの吸音材を一部切り離して使用。
適当な大きさと厚さに切ったり、裏側に両面テープで張り付けたりで、作業に半日以上かかった。それと配線の方も高級線材を使ってがっちりとハンダ付け。ターミナルの方は以前から改造済である。フ~ッ。
10月24日(水)
この日は朝8時ごろに福岡に向けて出発、自宅に戻ったのが17時ごろだったが、玄関わきのポストにクロネコさんの「ご不在連絡票」が入っていたので、所定の連絡先に通話するとすぐに持ってきた。
さっそく切断して組み立てようとしたが、強化プラスティックなのでカッターナイフではとても歯が立たない。専用の小さなノコギリでようやく切り離した。かなり丈夫そうでもしかすると使えるかもしれないという予感がした。
組立後の写真でちょっとピンぼけ気味だが、実測7センチほどの大きさである。ネジ部分が脱着できるようになっており、4個、スペアとして付いている。
25日(木)
午前9時に「ダイアフラム」がいよいよ到着。さあ、緊張する中での本番開始である。
細かい作業の経過は次回で。