これまでのブログでも度々記してきたように誰もが忌み嫌う(機器などの)故障だが、我が家の場合にはむしろ結果的に「幸い」をもたらすことが圧倒的に多い。1か月前のテレビの故障による買換えもそうだった。
だが、しかし・・・。今回ばかりはそうもいかないようだ。
走行距離12万km、12年目に入ったクラウンの調子がどうもおかしい。走行中に左後ろ側のタイヤからブォーッという異音が周期的に耳に入って来る。
どうせタイヤのバランス調整の不調ぐらいだろうと簡単に考えて、ディーラーに駆け込んだところ、とんでもない故障だった。
「ハブ&ベアリングの摩耗」、ついでに「ショックアブソーバーの油漏れ」が見つかった。それはいいのだが、修理代を聞いてビックリ。
15万6千円なり!ウ~ン、参った!
「故障したほうがかえっていい」なんて、偉そうに“うそぶいた”バチがきっと当たったに違いない(笑)。
さあ、絶体絶命のピンチ。今度ばかりは「ピンチはチャンス」と、いきそうもない。折しも来たる7月が車検の時期に当たる。
選択肢は二つあって、いっそのことクルマを買い替えるか、それともこのまま修繕しいしい乗り続けるか。
こういう場合はクルマに詳しい知人のNさんに相談するに限る。
すると「クラウンなら20年以上乗ってる人を知ってるよ。丈夫なクルマだから修理した方がいいんじゃない。ディーラーは修繕代がメチャ高いよね~。クルマも古いんだし、程度のいい中古の部品でも十分間に合うんだから、安くて上手なクルマ屋さんを紹介してあげよう。」
「そうだよねえ。いまさら買い換える元気はないし、それに12年も経ったクルマに必要以上のお金を突っ込むのももったいないしねえ。ディーラーさんには悪いけど、この際ついでに車検も一緒にやってもらおうかなあ。」
というわけで、紹介された「Hモータース」に行ってみた。
話がスイスイ運んで「点検・修理のために車を3~4日預からしてもらいます」とのことで、代車を手配してもらった。マツダのデミオというクルマ。
色合いといい、こういう機会じゃないと絶対に選択しないクルマだった(笑)。
そして翌日、クルマ屋さんから電話がかかってきた。
「修理の見積もりがでました。ちょっと高いんですが・・・・」
「いいですよ。遠慮なく仰ってください。」
「5万円ほどかかるんですが・・・」
思わず「しめた!」と心の中で叫んだが、平静を装って「大丈夫ですよ。その額で結構ですから修理をしてください。」
「ハイ、判りました」
15万円の修理代が何と5万円に!
どうやらクルマの修理にも「セカンド オピニオン」が必要なようだ。
なお、(お金が浮いた)ついでに気が大きくなって「ドライブレコーダー」も付けてもらうことにした。これで万一、事故ったときも安心だ。
結局、これって、もしかして「故障して良かった」ことになるかもねえ(笑)。