秋の季語として「野分(のわき)立つ」という言葉があるが、毎朝のウォーキング時に爽やかな風が気持ちよく秋の気配を運んできてくれるようになった。
これまではわざわざ日陰を選んで歩いていたのに、ことさら気にしないようになってこういう時に季節の変わり目を肌身で実感する。
まことに気分爽快で、こういう時期は普段以上にヤル気が出てきてオーディオに変化を来たすことが多いことを経験上よく知っている(笑)。
我が家の実験用システム「ウェストミンスター」(改)だが、今のところさしたる不満はないものの、強いて挙げるとすればウーファー(ワーフェデールのスーパー12)とJBLの「175」(コンプレッション・ドライバー)との繋がり部分(800ヘルツ前後)が「ちょっと薄いかな?」という程度だ。
「175」は公称では「1000ヘルツから使用」ということになっているが、名器として知られる2ウェイ仕様の「ランサー101」(JBL)の場合、「175」が1200ヘルツから使用されていることも裏付けとしてある。
オーディオとは不思議なもので、いったん気になりだすとなかなか脳裡を去ってくれないところがあるのは愛好家ならもうお分かりですよね(笑)。
その点、同じJBLの「LE85」だと500ヘルツから使えて汎用性が高いのだが、実を言うとこれは数年前にオークションに放出している。
今となっては「シマッタ!」と臍を噛むばかりだが(笑)、いつも出品を依頼しているNさん(大分市)に連絡して「恐縮ですが随分前に出品していただいたLE85の落札価格はいくらでしたかね?」
「ハイ、たしか45千円前後だったと思いますが・・」
もう恥も外聞も無く、再度手に入れたいとオークションをチェックしたところ、程度もよくてお値段が手ごろのものがあったので入札して最後まで競り合ったところ、あえなく敗戦。
「せめて45千円以下で落札したい」という拘りが最後まで邪魔してしまった。つまりビンボー性ということですね(笑)。
こうなったら開き直り気味に思いもかけぬ行動に出るのが自分のいつものパターン。
「175」に代わって現在休暇中の「AXIOM80」(復刻版)を久しぶりに復活させてみようかな~。
実は、これまでも再々試してきたのだが、原因不明のままいつの間にか再び「175」に戻っているので、今度こそはっきり原因を突き止めてやろうという気もある。かなり執念深い人間なのである(笑)。
作業としては簡単で10分もあれば片が付く。ついでにネットワークも(中高音域の)ボリューム度に余裕があるテクニクスの「EAN-20N100」(クロスオーバー1200ヘルツ)に交換した。バナナプラグが使用できるように改造してもらっているのでとても便利だ。
なお、AXIOM80をネジでバッフルに取り付けるとどうしてもユニット全体にストレスがかかるので、こういうような低音が不要な使い方をするときは「裸」のままが一番だと思う。
とはいっても「逆相の音」の後ろからの回り込みがちょっと気になるが、まあ1200ヘルツ以上の周波数だから無視といきましょう。
胸をワクワクさせながら試聴してみたところ・・・。
以下続く。
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