いよいよ今年も残すところ今日(28日)を入れて僅か4日。
この1年は「コロナ禍」のせいで、さぞや「人生の歯車」が狂った方が多かったことでしょう。
どうやらワクチンが期待できそうだし、「冬来たりなば春遠からじ」の心境でいくしかありませんね。
さて、年末恒例としてこの1年間(2020年)を振り返りめぼしい効果があったオーディオ機器あるいはシステム変更点を挙げてみよう。
ただし、どなたにも覚えがあると思うが、購入あるいは変更当座は良かったものの、その後時間の経過とともに「それほどでもなかった」という例が山ほどあるが、現在に至ってもまったく色褪せることなく使用中のものに絞ってみた。
ちなみに、時間という厳しい「ふるい」にかけられてもしぶとく生き残っていくのがほんとうの芸術作品でしょうよ。
それでは、それぞれの効果の順番はつけ難いので、時系列でいかせてもらおう。まず前半戦から~。
1 プリアンプの手直し
プリアンプは音質に多大の影響を与えるので、常に気を配っている。これまでいろんなプリアンプを使ってきたが、ようやく落ち着いたのが仲間に作ってもらった「マランツ7型」。
使用真空管は「BRIMAR」(STC)の「12AX7」(3本)。なかなか気に入った音が出ていたものの、それでも「もっと良くなるかもしれない」と、欲を出してボリュームを「東京光音」製に、セレクタースイッチを「セイデン」製に変更したところ、「さらに良くなった」のだからたまらない(笑)。
「ボリューム」の改良は盲点だと思いますよ!
2 ワーフェデールのSPユニット「スーパー10」の購入
口径25センチの「スーパー10」だが、オークションで落札してみるとほぼ新品同様だったのには驚いた。
別に使う当てもなくマグネットが「重量級の赤帯」ということで乗り気になっただけだが、いざ手に入れてみると、さてどうしようか。
試しに、裸で「ウェストミンスター」(改)の上に載せてフルレンジで鳴らしてみたところ、「コーン型」ユニットなのに「まるでホーン型のように音が飛んできますね」(仲間談)。これも強力なマグネットのおかげでしょう。
サブウーファーも同じワーフェデールの「スーパー12」(口径30センチ)だし音色が合っているのも強み。
とにかく「スピード」感が抜群で、ジャズさえもいとも簡単にこなしてくれるのはありがたい。
このユニットが無いと我が家の「ウェストミンスター」(改)は間違いなく崩壊する(笑)。
3 仮想アース
「仮想アース」に関する記事は、今でも過去記事ランキングに毎日顔を出すほどの人気振りで、そもそも長崎の方から次のようなメールをいただいたのが始まりだった。
「仮想アースの件でメールさせていただきました。アースラインノイズの吸収効果等があるそうです。オカルトかと思いましたが、廉価で手軽に試せることから、ステンレスタワシ数個で試作したところ、思いのほかの効果がありました。
ガラスケース等にステンレスタワシと銅板の電極を詰め込み、アース線などで機器のシャーシやアース端子に接続するだけです。
現在、DACのUSBアースとパワーアンプのSP端子(マイナス)に接続しています。
ウッドベースが「ボン・ボン」から「グオン・グオン」に、シンバルが「チン・チン」から「シャン・シャン」に化けました。稚拙な表現ですみません。
数千円程度でできますので、チャンデバのGND等に試されてはいかがでしょうか。また、真空管アンプで効果が確認できれば仮想アースの理解が進みます。
これらの一連の仮想アースは、安全アース(地球の地中)作用の代用ではございません。ただ、音質アップを狙った試行錯誤によるアイデア品です。
測定値、理論などには全く行き届いておりません。純粋に、なぜか音が良くなる的な ”ユニーク発想品” です(それもお使い機材や環境により、必ずのお約束は出来ません)。
新しもの好きなのですぐに飛びついたが、紆余曲折があったものの最終的には仲間から大瓶の仮想アースを2個作ってもらいそれぞれ2台のプリアンプに繋いでいる。
その効果となると定かではないが少なくともSN比に関して不足を感じたことがないので「現状良し」としている。
以下、後半戦へと続く。
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