我が家には3台の古いパソコンがある。
1台はブログを主体に日常用として使用し、もう1台はネットラジオ「モーツァルト専門チャンネル」用として使い、残りの1台は予備としてCDのコピーなどに使っている。順に「A」(東芝)「B」(富士通)「C」(東芝)と名付けておくとしよう。
このまま平穏無事にいけば何も不都合は起きないのだが、ブログ用に使っているメインのパソコン「A」の反応スピードがこのところやたらに遅くなってきた。たったの5年ぐらいしか経っていないのに~。
麻雀で牌(パイ)を切るときに、長時間考え込む人に対して「お~い、だれか週刊誌をもってきてくれ」と冷やかすことがあるが、それよりも遅い感じ(笑)。
いくら何でも、もう我慢の限界と潔くAを引退させることにした。
となると、ブログ用のメインとして「B」か「C」を代用するしかない。
とりあえず「B」に狙いを定めたが、これまでせっせと取り込んできた「ピクチャー」を「B」に内蔵させないと画像なしのブログになってしまう。
そこで、頼りになるのがパソコンに詳しい「M」さん(大分市)。
「HDD(1T)を持っていきますので、Aの画像をBに取り込めませんか?」
「ああ、お安い御用ですよ」
クルマで40分ぐらいのご自宅に行って「ものの10分」ほどで無事終了。
これでようやく快適にブログができると喜んだのもつかの間で、今度はBの代用としてネットラジオに使っている「C」の画像が出てこなくなった。
一難去ってまた一難。またもや「M」さん宅へ駆け込むと裏蓋を開けて調べてくれたが「これはちょっと手に負えませんね」
「そうですか、使えるのが1台だけでは不安なので中古のパソコンで結構ですから調達して使えるようにしてくれませんかね。メーカーは使い慣れた富士通で、そして画面が大きめの17インチでお願いします」
3日程経ってから「パソコンが到着しました。今からご自宅に伺ってパソコンを使えるようにします」
画像の移動、ネットワーク接続(Wi-Fi)など順調に済んで、快適なパソコン環境が実現した。
ところが、翌日になって急にブログの原稿の文字が打ち込めなくなったのには驚いた。あちゃ~。
急いでMさんに連絡すると「おそらくキーボードの故障だと思います。さっそく送り返してお金を返金させるか、代用品を遅らせるかしましょう」
そして、3日後のことMさんが2台のパソコンをもって我が家に現れた。
「あれっ、2台もどうしたんですか?」
「それがですねえ、相手側に返金しろと言ったら勘弁してくれって言うんですよ。その代わりおまけに1台のパソコン(15インチ)を余分につけますからというので勘弁してやりました」
Mさんはどちらかといえば、見かけも性格も「硬派」に属するタイプで、地声も野太くて迫力があるので、きっと相手がビビったに違いない(笑)。
もちろん、1台ゲットのつもりが2台になったのだから大歓迎である。
そそくさと作業していただき、2台とも使えるようにしてもらった。
メデタシ、メデタシ。
今からおよそ700年前の鎌倉時代の古典「徒然草」の中で「兼好法師」は次のように述べている。
「よき友三つあり。一つは物くるる人、二つには医師、三つには智恵ある友」
我が家ではこれらに加えて「パソコンに詳しい友」「オーディオに精通した友」の「よき友五つあり」といくかな~(笑)。