「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

釣り紀行♯47~「パン粉釣法」も実らず~

2009年06月22日 | 釣り紀行

と     き     2009年6月18日(木)  くもり後晴れ  海上ときおり強風

と  こ  ろ     T市F波止

釣り時間       8時10分~12時30分

汐           若潮(干潮11時前後)

釣     果     手の平サイズ30匹前後

                             

「強いものが生き残るとは限らない、賢いものが生き残るとは限らない、ただ変化するものだけが生き残る」(チャールズ・ダーウィン著「種の起源」)。

いきなりの”書き出し”に「”進化論”と”釣り”と一体どういう関係があるんだ?」と詰め寄られそうだが「正解が見出せないままにとりあえず目の前の環境に順応していく」ことについてはどこか似通ったところがある。

前回の釣行では、午前中は良かったものの午後が惨敗。原因についてはごく単純で「魚が食欲を失ったこと」に尽きる。

「なぜ食欲を失ったのか」 → 結局のところ汐の影響、満腹感などが考えられるのが関の山だが、魚の食いが悪いときこそ「仕掛けの妙味」によってきちんと対処できるのが釣り師の本当の腕前。

釣りには展開を
”読む力”が必要だが攻略のポイントは”魚の気持ちになって考える”ことだと分かってはいるもののこれがなかなか難しい。

とにかく改めてマキエの調合を含めて仕掛けを以下のように見直しをすることにしたが、こういうことは実際のフィールドで即座に気がついて対応するのがベスト。しかし(自分の場合は)平常心を失っていることが多く帰宅後に思い付くことばかりで”常に手遅れ”になるのが残念。

つまるところ教訓は次回に生かすしかないのだ!

1 オキアミは魚が満腹しやすいのでマキエに使用しない、したがってツケエにも使用しない。今度はマキエとツケエに「パン粉」だけを使用してみる。いわゆる”パン粉釣法”。

 ヘチ竿の(道糸を通す)ガイドが小さいため、魚がエサを咥えて反転したときに抵抗を感じて(違和感を覚え)瞬時にエサを吐き出す。したがって道糸を1.8号(ピンク)から1.5号(イエロー)に落としてより細くするなど全般的により一層繊細な仕掛けにする。

 「ヘチ」用リールの使い勝手が悪かったのでハンドル部分を改造する。 

                     

このリールのハンドル部分の改造は、「根竹」を釣具店から購入してきて加工し工夫しながら取り付けた。日頃、不器用を自認しつつも我ながら上出来と思っているが少し大きすぎるかな~。使ってみて不都合があれば鋸でカットしよう。

以上のような改良(?)を施すと、またまた早く釣りに行きたくなる。釣り歴40年のうちクロ釣り専門は20年ほどになるがいつもこういった繰り返しで、もちろん「これで釣れる」という確証は皆無である。

こうして永遠に試行錯誤が続いていく中で、ごくごく低次元での
”想像と実証”が手軽に出来るところに「釣り本来の魅力」が潜んでいる。

さて九州地方は6月上旬に梅雨入りしたが「梅雨の晴れ間」という言葉があるように期間中ずっと雨というわけではない。それにしても「カラ梅雨」がずっと続いている。

余談だが本県の「農林水産部」では早くも「小雨対策室」が発足したがこれは”お百姓さん”向けの行政的なポーズで、一雨来ればこういう”にわか組織”はたちどころに消えてなくなるのが通例。

とにかく好天気は釣師にとって歓迎すべき話、前回の釣行が6月8日(月)だったので、”機は熟した”とみて10日ぶりの18日(木)に決定。

今回は、マキエとツケエに一切オキアミを使わず「パン粉」だけを使うというこれまでの釣り方の”一大革命”。さすがに自信が持てず、比較的足を伸ばしやすい距離にあるT市H波止を目指すことにした。

ここで試験的に試してみて、良ければ大物が期待できる「O島」で本格的にという皮算用。

当日、波止場に着いたのは8時前で空は写真のようにどんよりと曇っていた。このF波止は久しぶりだが平日は相変わらず誰もいないのでホントに釣りやすい。さっそく突端のベストポイントに釣り座を構えた。

パン粉に集魚剤を加え海水を混ぜて出来上がったマキエを興味しんしんで撒くと2,3投のうちにクロが湧いてきた。”オッ、結構いけそう”というのが第一印象だがいかにも型が小さいのが難点。

それにパン粉を指で固めて釣り針に巻きつけたツケエだが手間が掛かるうえにウキに反応が出ないうちに無くなってしまう。何回も試してみたが同じことで結局これはダメ。予備としてツケエに”サシアミ”をもってきていたので助かった。これにはきっちりとクロが反応して喰ってきた。

しかし、マキエとサシエが異種というのは基本的に無理があって段々と食いが落ちていく。しかもパン粉のマキエに対してクロの食い気がいまいちで”ノソ~”と集まる感じ。”狂い回る”という印象ではないし大物もまったく顔を見せない。

結局「パン粉釣法」は魚の目先をちょこっと変えるのにはいいかもしれない程度で期待はずれだった。釣れることは釣れたが勘定するのがイヤになるほどの型の悪さで自分のイメージとは程遠かった。

「エサの解凍予約がいらない」「釣行後の水洗いが楽」「釣り道具全体が清潔になる」
「車内にアミの匂いがたちこめない」などと「パン粉釣法」は沢山のメリットがあるのだが、肝心の”魚の食いが長続きしない”ではやっぱり躊躇する。

因みに現在9年目で走行19万kmに入った「クラウン」だが新車時代に「車内にアミの匂いがする」と当分の間”釣行禁止”の指令(?)が出たほど。ここで指令者が誰であるかは”言わずもがな”、あえて明かす必要がなさそう。

とにかく次回は「アミとパン粉」の混合マキエでやってみよう、ヤレヤレ。

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