ときどき おかしな夢 を見る。
たとえば「クルマで坂道を登っているのに逆に下がり続けてブレーキを踏んでも止まらない」という冷や汗が出るシ~ン、さらには「病気になって療養を終えて職場に復帰したところ、見知らぬ顔ばかりで自分の机さえも見当たらない」、こうなるとほんとうに心臓に悪い(笑)。
「どうしてこんな重苦しい夢ばかり見るんだろう」というのが長年の疑問だったが、それに終止符を打てそうな本に出会った。
期待しながらざっと一読してみたが、どうやら専門家向きの内容みたいでとても素人には歯が立たなかった。
とはいえ、分かったことが一つ。
つまり「夢に関してはまだ未解明のことばかり」ということだった。たとえば106頁。
1 脳はどうやって夢を生み出すのか
2 夢にはどんな役割があるのか
3 その役割を果たすために、なぜ夢を見なければならないのか
答えはこうだ。「すべて、わからない」。
終わりに男女を含めて「今まで見たことのある典型夢の順番」というのがあった(182頁)。
1 追いかけられるが無事だった夢
2 性的経験の夢
3 学校/教師/勉強の夢
4 落下する夢
5 遅刻する夢(列車に乗り遅れたなど)
6 生きているはずの人が死んでいる夢
7 落ちる寸前の夢
8 空を飛ぶ、あるいは空高く上昇する夢
9 試験で失敗する夢
10 何度も試みるがうまくいかない夢
11 恐怖で身体が凍りつく夢
12 身体的な攻撃を受ける夢(殴られる、刺されるなど)
13 死んだ人が生きている夢
14 部屋に何かの存在を強く感じるが見えたり聞こえたりはしない夢
15 子どもに戻った夢
これらから類推できるのは「日頃から抑圧された感情」が元になった夢が多いということで、結局「楽しい夢を見るのは期待しない方がいい」ことがわかった(笑)。
次の本はこれ。
読んでいてとてもご機嫌になれる本で一気読みしてしまった。こういう本は珍しい。
小説家、逢坂剛、77歳。
直木賞をはじめ数々の受賞歴を持ち、小説家として第一線で活躍し続ける一方、フラメンコギター、スペイン語、古書収集、野球、将棋、西部劇などの映画に精通し、多芸・多趣味でも知られる。
ユーモラスで温厚な人柄から、敬意と親しみを込めて「剛爺(ごうじい)」と呼ばれる小説家の<上機嫌生活>指南書。
人生100年時代。仕事も趣味も楽しみ尽くして、日々を機嫌よく過ごすためのヒント満載。
以上のとおりだが、人生の岐路となる大学受験、そして就職試験と失敗を繰り返しながらも、いっさいめげずに前向きに取り組む姿勢に感心するし、損得を抜きにして「好きなことに一生懸命打ち込む」ことに大いに共感を覚えた。
「趣味を楽しみ尽くす」 いいですねえ!(笑)
ここでブログ主の人生に置き換えてひとくさり~。
第1期 0歳から22歳までは社会に出るまでの準備期間
第2期 22歳~59歳までは趣味に打ち込むための準備期間
第3期 59歳以降~ 趣味三昧の本当の充実した人生
大いに眉を顰める向きがあるかもしれませんね・・、父親に似ず真面目一辺倒の娘だけには軽蔑されたくないなあ(笑)。
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