これまで何度も書いてきたことだが、ブログで情報発信をやっていると読者からいろいろとメールをいただくのがありがたくて楽しい。現役を退くと、交流が少なくなって人が恋しくなるせいかな~(笑)。
今回もその恩恵に浴したので、いくつか時系列にご紹介させていただこう。匿名ということで無断掲載お許しください。
☆ 女性歌手「ナナ・ムスクーリ」(ギリシャ)
いつぞやのブログで「ナナ・ムスクーリ」の美声を紹介したところ、南スコットランド在住の「ウマさん」からご返信があった。
ナナ・ムスクーリ!
以上、彼女の「夢見るような無垢の声」にまったく同感です。
☆ オーディオの衰退
あるメル友さんから次のお便りをいただきました。
「折に触れ、若者のオーディオ離れを指摘していらっしゃるブログ主様ですが、私はオーディオというより、スピーカー離れという方がしっくりします。
昨今、パソコンやスマホで音楽を聴く若者が大半の状態なので、音の出口はイヤホン、ヘッドホンということになります。
スピーカーで聴くとなると、ある程度の広さの部屋が必要ですから、手軽に聴けるイヤホン・ヘッドホンに特化したオーディオが人気になるのでしょうね。
おそらく私の世代(昭和40年代生まれ)が、最後のスピーカーで音楽を聴いていた世代でしょう。
なので、メーカーもヘッドホンオーディオに力を入れ、高級機器もバラエティー豊かになりました。
もちろんスピーカーで聴く音楽は素晴らしいですが、需要は少なくなって行くと思われます。残念ですね。」
以上、統計的に見て「音楽好き」は減っていないそうなので、これから「ヘッドフォン」と「スピーカー」の二極化が進むのでしょうか。
そういえば、10年ほど前に通っていた運動ジムでヘッドフォンで音楽を聴きながら「エアロ・バイク」を漕いでいましたが、とても澄んだ音色だったのが記憶に残ってます。現在はもっと性能が良くなっているんでしょうね。ブログ主が近い将来に長期入院した時の「切り札」として楽しみにしておきましょう(笑)。
☆ アルルの女
音楽好きで写真がとてもお上手なメル友さんからのお便りです。このブログでも感謝しながら、ちょくちょく使わせてもらっています。
先日の アルルの女ですが・・。
あの曲の最初に現れる旋律、あれを聞いていやな思いを抱く人も無かろうと思えるほどの心に響くメロディだと思います。
私も高校の時に 最初なんの曲だかわからないままに あの出だしの旋律のみが頭を離れませんでした。
どこで聞いたという記憶もないままでした。
親父も都都逸と地方の民謡を酔った時に歌う程度でしたので 頼りにはならず、結局自宅が商店街近くだったこともあって
おばさんが一人でやっている小さなレコード店に行って ラッタッター ㇻ ラッタッターと旋律歌って この曲は何ですかと聞いたところ
運よく その店主さんが知っていて それがビゼーのアルルの女と言う事がわかり 取り寄せてもらいました。懐かしい思い出です。
以上、たしかにこの「組曲」は名旋律が数多くあります。もっとファンが多くなっても不思議ではないと思うのですが「食わず嫌い」が多いのかな~(笑)。
☆ 小型スピーカー
とても長い交流が続いているメル友さんからのお便りです。察するに「ジャズ7割、クラシック3割」ぐらいの「筋金入り」の音楽・オーディオ愛好家さんです。
「先日の、小型SPの件ですが、徒に参戦して思わぬことになってもマズイので、おとなしくしています。
と言いながら、ちょっとだけ、私は大は小を兼ねる派です。
小さいSPは、ダイナミックレンジに限界があり、ピアノ伴奏つきアリアでも、聴きたい音量にすると歪が気になります。
大型マルチウェイでも良く調整されたものは、口?・・顔と言った方がいいかな?・・は大きくなりませんし、空気感に至っては、小型SPでは勝負にならないと感じています。
クラシックの歌手でもバイオリンでもそうだと思うのですが、実際の生演奏では、口の大きさよりも、顔・体から自然に伸びてくる音声は発生源の大きさとは関係なしに高エネルギーを発しています。
もうひとつ、口が大きくなる(不自然に)というのは、左右のSPの周波数特性の違いがその音の形の歪みを生むのだと思います。そういう意味では小型も大型もあまり関係ないように思います。」
以上、こういう議論は大賛成です。反対意見が無いと先に進みませんからね(笑)。
まことにごもっともなご意見だと思います。ほかにも「よくぞ言ってくれた!」と快哉(かいさい)を叫んでいる方もいらっしゃるかと思いますよ~。
で、いちいち反論するのも大人気ないし、泥仕合にもなりかねません(笑)。
そこで、ちょっと違った視点からたった一言だけ・・、「少なくともクラシック音楽を聴くのならハーモニーの面から点音源に優るものは無いと思いますけどねえ」
これまた議論を呼びそうですが・・(笑)。
前述の「アルルの女」がらみで、ご提供していただいた「雪景色」です。