久しぶりに今日は妻と映画を観に行ってきた。
朝一番の上映だから9時25分からというものだ、
『永遠の0』を観てきたのだ、
ゼロ戦、グラマン、P-38戦闘機など私の世代にはなんともいえないノスタルジーを感じさせる。
”戦争”というとても重いテーマでもあるのだが、やはり若い方には観て欲しいと思った。
映画では「神風特攻隊」は現在の自爆テロと同じあるという同世代の見方に主人公・健太郎が反発しながら実の祖父・宮部久蔵を調べていく過程で、「愛する家族のために死ねない」という思いから凄腕パイロットであるにもかかわらず航空戦を避け、海軍一の臆病者と罵られても『生きろ』と言い続けてきた彼の強い信念を知る。
じゃあどうしてその宮部久蔵本人が特攻に志願したのか?立場ゆえの「死の選択」までの葛藤もまた強く胸を打つところがある、これが戦争なのかと・・・。
スカッとするような映画ではないが、己の涙の意味を重く味わえる映画だった。
帰ってからはもうCobbyがお待ちかね(笑)、のんびりいつもと逆のエリアから散歩を始めた。
江川にて今日はカワウが迎えてくれる、
土手に登るとなにか川の中で大きなものがけっこうなスピードで泳いでいたので何かなと撮ったのがこれ、
カワウである。
スイスイと泳ぐんですねえ、狭い川でも小回りのきく泳ぎで小魚を捕ってました。
じわじわと川辺に近づくとこの後川下へ飛んでいってしまいました・・・、
とその方向を見ていたら、何やら小さい鳥が川へ飛び込んでいるではないですか、
なんとカワセミ!
わかりづらいが、ちょこんとオレンジ色の丸いものが一本伸びた枝の根元にとまっている、
口には小魚くわえていた(望遠つけてないのでトリミングでもこれが限界)。
しばらく水面を見ていたが、くるりと踵を返し・・・、
さっそうと飛んでいってしまったのだ・・・。
せめて300mm付けてきていればなあ~、残念。
まあまたいつか会えるでしょうから、この時間帯はこれからしばらくはD300sに300mmで歩こう。
このあとはいつもと違う道、下鶴馬氷川神社~来迎寺~再び江川へというコースだ。
氷川神社裏のこんもりした森の際にはネコヤナギが花穂を付けていた、
よく見ないと見過ごしてしまいそうな場所で、それでもしっかりと数を増やしているのがわかった。
氷川神社の狛犬がけっこう力強く、いつ見ても素晴らしいと思うのだ(左側の狛犬)。
犬というより「獅子」のような風貌だ、それがこんな風に土台が岩山のようになっているのでかっこいいのだ。
(右側の狛犬)
見ると明治26年の作というような表記がある、野性味たっぷりというかあまりこういうの見ないかな。
傾いてきた日に照らされ、長い影を作っていつもきれいにされた境内が静まり返っていて、とてもいい雰囲気だ。
すぐ近くの来迎寺を左に見ながら江川まで戻ってきた。
川沿いに植えられた菜の花が小さく花を付けていて、とても新鮮。
葉の柔らかさも感じられ、清々しさを感じさせてくれる・・・。
公園の椿もたくさん花をつけ、蕾もまだまだ多いのでこれから沢山の人を楽しませてくれそうだ。
ここからいつもの土手のコースへ入る、時間もいつもの通り夕暮れにかけての空の色を楽しめる時間帯だ。
きょうはとてもソフトなイメージの空・雲・色から楽しめた、
とても優しい色だ、遠くの山まで素敵なグラデーションを見せてくれて、ほんとに飽きない。
少し風が強いせいか、川の流れは弱いのだが川面に映る空も今ひとつ・・・、
川岸近くまでCobbyと降りてしばらくのんびり景色を眺めていたのだが、決定打はなかった。
そうこうしているうちに日没となる、やはり前の優しい空の色が今日のベストの一枚となるか・・・。
しかし太陽を飲み込む雲の素晴らしさはいつ見てもある種感動をもらえる、
今度は土曜日かな・・・。