このタムロンのズームはとても長いことお世話になっているレンズである。初めての一眼レフD5000のダブルズームキットで使っていた55-200mmのズームがとても良く写るレンズでD300sでも愛用していたのだが、野鳥撮影を始めてもっと長いレンズが欲しくなりこのレンズにたどり着いたという経緯である。
Tamron SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD
買った当初でも3万円台で購入できた記憶があるがとてもCPの高いレンズだと思います、最近このレンズのリニューアル版が出ましたが外装とコーティング及びAFのチューニングを改めただけのようで買い替えする必要なしというのがもっぱらの口コミである。もちろんこの写りでは私も買い替えるつもりはありません(笑)。それくらい私の用途では十分な仕事をしてくれるレンズであります。
765gと軽くもないが望遠ズームとしては軽い方で、まさに望遠入門レンズとしては最適のレンズだと思います。そして評判の高いVC(手ぶれ補正:4段分)の効きはとても良くファインダーを覗いてシャッター半押しにするとピタッと像が止まります。ただそのままレンズを移動させると像が微妙にカクカクと動きますのでそのへんが気になる方はあるかと思います...私は全然気にならない方です^^。DXにつけると105-450mmとなりますのでこれはポイント高いですよね。現在はフルサイズのみなのでこのレンズをD700につけると時々APS-Cがあればなあなんと思ったりします・・・D7200を手放してしまったのを少し後悔してます^^;)。
ただ足掛け5年ほど使っていますが、お気に入りのピークデザインのストラップ(SL-2)を使って歩いているとこのレンズズームリングにストッパーがないのでずんずんと鏡筒が伸びてくるようになってきました、これには少々閉口してます。気がつくとレンズ先端が腿にぶつかってくるんです(笑)。それでも写りが写りですからまだまだ買い替えはありません。
D300s時代の一枚でコサギの格闘シーンですが...まさに35mm換算450mmです。
この時代は撮ることに一生懸命でカメラテクニックなど微塵もないときでしたが、今思うとこうしたシャッターチャンスが随分とあったなあという感じです。自宅近くの川ですが最近はサギ類も随分と数が減ってきてます、川が汚れているわけではないのですがどうしたんでしょうかねえ...心配です。
そしてD300sの後半に撮った花菖蒲...
朝イチの菖蒲ですD300sも頑張ってますね^^。明るいといい画を吐き出すのは今も昔も一緒です(笑)。
D700や高画素のD7200になって一段と磨きの掛かった画が出るようになりました。腕も少しずつ上ってきているのでしょうか(笑)、D7200の画がこちらです...
盛大に咲いてたロウバイではないのでローキー気味にきれいな花だけ選んで撮ったものですが、いい雰囲気だと思いますが...。
こちらは咲き揃った紅梅を背景にいよいよ咲きだそうとしている河津桜のつぼみ...
自然なボケはとても素敵だと思います。
そして大好きなキセキレイの冬羽仕様、とても可愛いです(ここで出てくる鳥たちはすべて地元の川周辺で撮ったものです)。
ここからはD700での写真になりますが、鳥は300mmが限界だととても小さくなり厳しいです。構図を整える以前にトリミングしなくてはという状態で辛いところですね。
これも若干トリミングしている百舌です...
さすがに1200万画素のフルサイズ、階調豊かで余裕があります。地元を意識して撮っているのであまり大きくトリミングしたくないこともあり画面はそうそう荒れません。こちらはよく見るジョウビタキのオス...
花にも使います、季節ごとに花をきれいに植え替えてくれる近くの公園では天気が良いと時々持ち出します。
こういうシーンではほんとAFとVCには助けられます、最近はマニュアルフォーカスばかりですからその力を実感します(笑)。ボケも汚いものではなくタムロンらしい柔らかさはあると思いますね。
遠めの菖蒲なんかもいい雰囲気で光を捉えると面白い画がでますね...
Cobbyの力走も随分と撮りました。飛行写真を撮りたくてマップカメラのD700・D300用の連射設定特集を参考に自分なりにD700の設定を詰めていったら最近は随分と歩留まりが良くなってきましたよ。
雰囲気重視の一枚ですが、とても気に入っているCobbyの足がハートになってるワンシーン...
彼の激走も随分と絵になるようになってきました。
MB-D10(縦グリップ)を付けると秒間8枚の連射ができそのマシンガンのような連射音はゾクゾクするほどの快感です。ただし合計2キロ以上の重さにはある種決心が必要です(笑)。
時々月なども撮りますが最近はデジカメでも大写しできるのが普通になってきましたので面白みは少ないです。それよりもやはり風情を重んじた写真を撮りたいですね、これなんかは月食の終わったあとの雲と一緒に撮ったものですがこれ以上のものを撮りたいですね。
月を撮る機会がある度に色々考えるのですが、私の乏しい頭ではなかなかいいアイデアが浮かんできません・・・残念ながら^^;)。
まあお気軽ズームレンズとは言えこれだけ写るので文字通り気軽にα7IIにもマウントアダプター経由で使ってみたいと思ってるんです・・・(書いてる今がちょうど鳥撮シーズンを迎える時期なので)今度チャレンジしてみましょうかね。
望遠自体あまり私的には出る幕が少ないのでこのレンズは長~い付き合いになりそうです(鏡筒のダラダラと伸びてくるのが嫌になるまでは^^)。このところカメラ持って散歩に出る時は必ず愛犬Cobbyが一緒なので動物たち(鳥やら猫やら)が側まで行かせてくれず逃げてしまうのでシャッターチャンスを逃すことが多く益々望遠の出番が減っているんです(笑)。これからの冬場は休日の早朝にでもα7IIに付けて絶対一人で撮りに出かけないとだめかな^^。
Cobbyくんゴメンねなのでした...
これから望遠ズームの購入を考えている方には今どきは150-600mmなんて凄い望遠(なんと2kg)が手頃な価格になってますが、気軽に持ち出せてそれなりに満足できる写りが楽しめるこのレンズはおすすめですね。
新型(A30)は2万円台、私の持ってる旧型(A005:中古)などは1万円台で手に入りますから望遠の使用頻度によっては、というか望遠の楽しみをお気軽に味わえるので絶対のおすすめになりますね。