つい先日Cobbyとの散歩で使ったレンズがTamronの「SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1」です。
なんとこのレンズ8ヶ月ぶりの使用だったんですねえ、現像後収めたファイルを見たら直前のファイルが3/24になってました...トホホ、マクロなのに春にも稼働してなかったんですねえ...ビックリです。
考えてみればこの兄弟レンズの「180mm macro F3.5」をつい先日ドナ・ドナするまで使っていたので90mmの出番がなかったんですね...納得です(笑)。
現在所有しているマクロレンズはNikonの「Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S」、「Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S」と「Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D」そして今回のTamronの「SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1」という4本でハーフマクロと1:1と半々です。
このタムキューは本来Nikon用でD700では鮮やかな色と柔らかいボケがとても良くて気に入っておりますが、時々代々のα7につけてみるとそれに加え精細感が増しますので使い途(楽しみ方)はとても多いんですよねえ。ただ私的にはD700での画がとても好き...1.200万という今時とても低画素機なんですが、α7IIIが精細感を前面に出してくるのに対してD700では豊かな階調で陰影を描写してくれるところが他のレンズでは味わえない時折素敵な絵画のような画を吐き出してくれるんです。
今回もそんな一枚が出てきました。
いつもたくさん花を楽しませてもらっている広い庭のお宅で撮らせてもらったピンクのバラです...
写真としてはちょっと立体感に欠ける感じがします...それもそのはずで背景が明るいのでおわかりのようにこの日はとても日差しが強くせっかくのバラの「ピンク」が白く飛びそうだったので自分の体で日陰を作って撮影しました。その甲斐あって少し平坦な感じですが、逆にまるで絵画のような描写となりました...D700のおかげで微妙なトーン(濃淡)もしっかり描かれてけして単調な背景にはなってませんね...このへんが好きな一番の要因です。
柔らかいボケとシャープなピント面の絡みも健在で...
こうして気持ちよ~く主役を引き立ててくれます^^。
ただ今回苦労したのが主役がシャドー部の描写の現像プロセスですね...
日差しの強さでとてもコントラストも強くなり一番見てもらいたい影になる中心部の美しさをきれいに出すのに苦労しました...撮影時もほぼ最短に近い距離(フードの先5cm未満)ですから、老眼の目をこすりながらファインダーで確認して納得できるまでシャッターを切っています...古いカメラとはいえD700のファイダーがとても見やすくて助かります(笑)。
そして面白かったのが氷川神社のにゃんことのセッションです。
うちのCobbyの天敵がひとり日向で気持ち良さげに昼寝をしていたんですが、チャンスとばかりCobbyをいつもの杭にリードを留めて私一人でカメラ構えながら近づいてみました。ここのボスなどは人懐っこくて体を擦り付けてきたりもするんですが、このにゃんこはCobbyををにらみ毛を逆立てて警戒心がとても強いんです。
ベンチのイスに腰掛けシャッターを切りながら少しずつ近づいて、試しに手を出してみたら...なんと逃げようとしないので...あ~らビックリあっさりと毛並みの良い体や頭を撫でさせてくれました^^。
そこでせっかくのマクロですから天敵がうちのCobbyを睨むその瞳をターゲットに最短撮影距離で狙ってみました。
残念ながらこれ最短ではないんです^^;)。なんたって開放ですから被写界深度がとても浅くなかなか瞳にジャスピンが行ってそうになくて10枚ほど単写を繰り返していたら、D700の「ガシャン」とでもいうような爆裂シャッター音が続きにゃんこが驚いて踵を返すがごとく逃げてしまいました...このD700のシャッター音は寝てる孫でさえ起きますからねえ(笑)。でもその10枚ちょいの中にジャスピンが2枚ありましたのでなんとかセーフでした。
これだからマクロは楽しいんですよねえ...^^。
その後文化の杜公園ではこれまたマクロ向きのターゲットが...
キラリ☆ふじみの池のまわりに咲く芙蓉の花です。もう殆どの花が結実して次世代への命のバトンを渡す準備中で、種子の放出寸前でした。
開いた口の白い綿毛がファインダーで見ていてキラキラと輝いてとても美しかったです。
そして公園でのCobbyくんです...
遊具で遊ぶ子どもたちに興味津々でいくら呼んでも目線がもらえません(笑)。
午後4時少し前ですが、大きく傾いた太陽でとても影が長くD700がその持ち前の素敵な陰影で彼を際立たせてくれました...
ほんとこの90mmマクロというのは扱いやすくて良いですね、接写からスナップまで私の散歩ではとても便利というか楽しいです。普段使いの標準域の合間にこうして息抜きのように使うとまた格別ですし、マンネリからも縁遠くなりありがたいですね。
最後は未だに名前の知れない最終休憩地点のコンビニの傍に咲くピンクの花です...
色合いといいアウトフォーカスのボケといいそしてピント面のシベにしてもこれぞタムキューという感じですかねえ^^。
次の散歩に標準レンズは何使おうか...楽しくなります。
※ カメラ : Nikon D700
レンズ : Tamron SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1(272EN II)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます