10月26日台風接近の月曜日、群馬県上野村まで一人でドライブ・・・
前回肩すかしを食らった「磐梯山の紅葉」だったが、
その後なにげに検索でヒットした“群馬県上野村”・・・23年前ジャンボ機墜落事故の舞台
御巣鷹の尾根がある場所である。
現在は上野ダムのおかげで村は潤い、関東一の規模を誇る鍾乳洞「不二洞」があり、
村のシンボルとなる「スカイブリッジ」、椎茸・舞茸・猪豚などの特産品が有名。
特に肉厚の特選椎茸は東京“ナショナル麻布”などにも出荷しているほどだそうだ。
それに加え、日帰り温泉「しおじの湯」をはじめ珍しい泉質の温泉が計4ヶ所もあるという。
プランを練っていたときこの台風前の雨では車も空いているだろうと出かけてみた。
関越・上信越下仁田IC.を降りて国道254号→(上ノ谷戸)県道193号→県道45号
→湯の沢トンネル のコースで上野村へ入る。
このトンネルが3kあまりある湯の沢トンネル。
トンネルを抜けすぐに左折して“紅葉コース”スタート地点の国民宿舎やまびこ荘へ向かう。
ここまで道路の状態は素晴らしくたいへん走りやすい。
いよいよ林道らしくなる、路面にはたくさんの落ち葉が・・・。
近くの山はとても綺麗、色づいた木々が素敵なまじり具合だ。
道路幅はほとんど1.5車線程度、数多いコーナーミラーが安心感を与える。
雨とはいえ馬鹿な林道レーサーと出くわさないかとライトは点灯。
湯の沢峠付近、ほとんど見えなくなっている案内板(笑)。
2年ほど前の台風で寸断されたと聞いていたが、通行止めにはなっていなかった御荷鉾スーパー林道。
私はこちらの道へ、またもや狭そう・・・。
遠景は望めませんが、近くの山の紅葉が目に心地よいです。
赤と黄色の混ざり具合が素敵になってきました。
雲や霧が雰囲気を幻想的にし、雨が緑を際立て紅葉とのコントラストを強めてくれます。
素敵な一枚の絵を見るようでした・・・。
この分岐から住居附(すもうずく)・乙母(おとも)へ向かいます。
見えていたのは笠丸山というのですね。
雨はずっと降っていますが、風がほとんどないので助かります。
窓を開けて写真を撮ったり、傘を差して外に出て景色を楽しんだりと・・・
林道ドライブを満喫です。
しかし特に雨の林道で怖いのはこれですかね、
けっこう大きな石です(落石)・・・
直撃だけは避けたいです、これを含め5個くらい見つけました。
住居附近辺の沢、雨のしとしとピッチャンとせせらぎの合唱でした。
そろそろコースも終盤・・・、下に降りてくるまで誰とも遭遇しませんでしたねえ。
しっとり濡れた緑の木々と苔むした岩肌の壁を抜ける道はとても気持ちがいいです。
素敵な紅葉を楽しみながら林道(約16km)を1時間強かけてゆっくり走り、
しだれ桜で有名な「中正寺」横の細い道を抜け299号線に出る。
一息つきに道の駅上野を目指します。
施設としての道の駅はとても小さい(上の写真)、全国1・2の小ささだとか。
しかし群馬県で最初の道の駅でもあるらしい。
両サイドに地場の木工展示販売や琴平センターなど物産館・レストランもある。
こちらの道の駅でおすすめの「みそソフト(300円)」をいただく。
ほんのりみその風味があり、癖になりそなバニラソフトという感じで美味でした。
ついでに隣で十石みその味噌汁(10食入り)とプラムジャム、
銘木工芸館でフクロウの一刀彫りをお土産に仕入れました。
お昼をいただきに「すりばちうどん」を訪ねたのですが・・・休業中?
翌日電話も「現在使用されていません」となっていたが、村役場も把握せず・・・残念。
小さな村とはいえ端から端までは結構あります。
この施設間の移動中に見える景色がまた良いのかもしれません。
しかたなく来るとき開店準備していた「峠のうどん藤屋」へ激でか天ぷらうどんを食べに行くか・・・と思ったが、猪豚を食べてみようと「JA焼き肉センター」へ向かう。
ちょうど12時ころだったが地元の人が2グループと私含め旅行者が2グループとすいていた。
こちらは焼肉といってもメニューに牛はありません(笑)。
一人で焼肉も寂しいが、「いの豚焼肉定食」と「きのこ焼き(400円)」を注文する。
(焼きだしてからの写真ですいません、量はもっとあります)
猪豚は脂身が甘くとても美味しかった、これなら牛は要らない。
そして特筆ものは椎茸!
この肉厚加減を見て下さい、食感最高で美味しかったんです。
ナショナル麻布にも並ぶわけだ・・・。
お茶、珈琲(味は保証せず)はセルフで飲み放題です。
食事しながらこうして横を流れる神流川が見渡せます。
建物は一昔前のドライブインといった田舎っぽい感じだが、スタッフが素朴で感じが良く
リーズナブルなお値段と綺麗な景色を眺めながら食事ができますのでポイントは高いのでは。
今日は紅葉の林道を下見に来たがこりゃOK、ということで温泉で暖まって帰ることにする。
日帰り温泉施設「しおじの湯」を目指します、綺麗に整備された道を10分ぐらい走る。
平成18年オープンでまだとても綺麗です。
大人500円だが、道の駅に割引券があり400円では入れました。
こちらは塩之沢の湯と伝説?の「浜平の源泉」の二つが楽しめます。
ゆっくり暖まってこちらの喫煙コーナーでしばし休憩です。
朝家で淹れてきた珈琲(ブラジル)で火照った体を休めながら一息つきます。
雨の中このしおじの湯は地元の人なのか写真のように混雑はしていないが、
(というか人が写ってない?)けっこう賑わっていた。
広い休憩室が二つほどあり食事などもできます。
体も温まり、運転しっぱなしの疲れも癒され外に出ると近くの山もけっこう赤く染まってました。
帰りはまた下仁田IC.へと思ったのですが、時間もあり神流湖を抜けて本庄児玉IC.へ向かうことにしました。
299号線から462号線へ乗り継いでしばらくすると素敵な景色が目に飛び込んできて思わず路肩へ駐車、「丸岩」というそうです。
遠くの山に雲がかかり、岩の上には青々とした木が5~6本。
山水画を見るようでしばし見入ってしまいました。
神流湖は下久保ダムでせき止められた湖だそうだ、湖を見ながらの快適なドライブがつづく。
本庄児玉IC.近くから関越道と平日の帰宅時間にぶつかったのか多少混雑し、
予定より30分ほどよけいにかかってしまった、これは要変更でしょう。
それに今回とったコースだとすべてドライバー側からの景色が良かった・・・、
助手席の妻のため逆コースが最良となりそうですね。
台風の影響もほとんどなく、雨がかえって紅葉を綺麗に見せてくれた素敵なドライブとなった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます