讃岐うどんやラーメン食べ歩きと、旅のブログ

讃岐うどんの食べ歩きが好きです。また国内・海外問わず旅が好きなので、ぼちぼち書いていこうと思います。

TANITA「クッキングスケール1140」の修理(家庭用はかり)

2021-05-12 20:00:00 | 無線・ラジオ・家電・パソコン

  もういつ買ったかも思い出せない、TANITAのはかりが動作しなくなった。電源スイッチを押しても、うんともすんとも言わないのである。古いものなのでメーカーでは面倒を見てくれないだろう。それほど高いものではないし、この手の商品は壊れたら買い替えが普通だからな。

 そうはいっても、直るなら直して使おうかと思い、ばらしてみることにした。上部計量部分は、垂直に持ち上げるとばかっと外れます。プラスチック形成品なので、割らないように注意して取り外します。


 下部に、コントロール用基板があります。プラスネジ1本で金属カバーが取れますが、基板のGND側とはんだ付けされているので、このはんだを取らなければなりません。


 まず、電源が基板に入力されているかを調べたら、+6Vが入っていません。導通をテスターで調べたら、プラス側は良好なのですが、マイナス(GND)側の導通がありません。

マイナスラインを追っていくと、電池ケース(-)⇒上部の計量部⇒基板の金属カバー⇒基板のねじ止め用アース端子付ワッシャ(はんだ付け)となっており、どこかで切れています。

 金属ケースには、計量部からのGND線が接続されていますが、かなり傷んでいたので交換しました。はんだも、経年劣化でボロボロです。基板は比較的綺麗で、パターン切れやはんだのクラック等は、目視で確認できませんでした。


 電池ボックスは液漏れしたようで、金属が腐食しています。取り外して、やすりで磨いていきます。


 計量部のネジが腐食しており、ここも接触不良があるので、ネジとワッシャをやすりで磨きます。


 これで、基板に+6Vが入力されることを確認しました。組み上げて完成か?と思ったのですが、一瞬表示が現れたかと思ったら、すぐに消えてしまいました。なんで?

 表示が出たということは、基板は生きている可能性が高い。+6Vも正常に入力されている。残るは、スイッチ(以下SW)である。テスターでSWの導通を確認したら、OFFのSWは正常だが、ONのSWは導通がなく壊れている。基板を外してもっと調べようと思ったが、ねじ止めではなくプラスチックを溶解して固定しているので、これ以上分解するのはやめた。基板を壊滅的に壊すのはいやだし。保守性は全く考慮されていない作りです。

 SWの部分からリード線を取り出して、試しにショートさせてみたら、正常に起動した。どうするか?

 プッシュSWがあったらいいのだが、生憎取り付け可能な手持ちが無かったので、トグルSWを穴を開けて取り付けてみた。


 多少不細工にはなりましたが、これで正常動作するようになったので、もうしばらく頑張ってくれ。


 修理・改造は自己責任です。

【必要なもの】
・スイッチ:ジャンク箱のストック品なので0円ですが、買っても数百円かと思います。
・ちょっとした努力とやる気
・テスター・はんだこて、ドリル等の工具一式

コメント
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