讃岐うどんやラーメン食べ歩きと、旅のブログ

讃岐うどんの食べ歩きが好きです。また国内・海外問わず旅が好きなので、ぼちぼち書いていこうと思います。

ICOM「IC-706MKⅡG」のアンテナコネクタがおかしいようだ。

2022-10-19 20:00:00 | 無線・ラジオ・家電・パソコン
 ICOM社のIC-706MKⅡGは、海外移動運用に使うために購入した。小型で比較的軽量なので、スーツケースに入れてKH0/KH2/VKなどに持って行って活躍してくれた。

 数年前には、ICOM社の「死のリスト」(受付不可品)に入ってしまい、修理受付もしてもらえなくなった。ギリギリ駆け込みで、パワーダウンの修理をしてもらってからは快調に動いていた。

 AH4(オートアンテナチューナー)があるので、LWを張って1.8MHzのFT8を運用していたら、時々SWRが跳ね上がることがある。切り分け試験のために、ダミーロードを接続して調べたら、同じような現象が確認できる。コネクタの部分を触ると、激しくSWRが上がったりする。コネクタ部分をグリグリ触って調子の良い所を探すと、しばらくは調子がいいのだが、なんとなく気持ちが悪い。

 最初は、同軸ケーブルのオス側コネクタの接触不良かと思い、はんだ付けをし直したりしたのだが、アンテナケーブル・ダミーロード共に同じような接触不良が同時に発生するというのも合点がいきません。

①Mコネの掃除を行いました。数十年経過した無線機のコネクタは汚れており、接触不良になることがある。綿棒に無水アルコールを含ませて洗浄すると、綿棒が黒くなる程汚れている。アンテナ側のコネクタも、同様に洗浄します。
「結果、変わらず」

②アンテナ側ではなかったら、無線機のMコネメス側が怪しい。
・コネクタのネジを増し締めします。
「結果、変わらず」

 しゃーない、ばらすか。

 カバーを取り外し、基板の端を持って静かに持ち上げると、HF側のコネクターが見えます。


 あれ、なんとなくコネクタの心線が、筐体のアース側に接触しているような、していないような。


 調べていたら、心線がぽろっと外れた。なんじゃこりゃああ。経年劣化で、1.5D2Vの心線が弱くなっているようで、少し力を入れただけで、簡単に切断されてしまいました。Mコネ部分をばらして、はんだ付けすることにします。100均で買った、簡易万力に手伝ってもらいます。


 念のため、ビニールテープで絶縁しました。


 組み上げて、修理完了です。コネクタ部分を触って不安定になる現象は無くなったので、直ったようです。

 IC-706MKⅡGは、壊れたらメーカー対応不可なので、自分で直せるうちは使っていこうと思います。
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 コネクタの修理後、数日運用しましたが高SWRになる現象は無くなり、不安定さは全く無くなりました。

 かなり古い無線機なので、液晶パネルが劣化して多少黒ずんでいる場所がありますが、実用上は問題ありません。その他の不具合は出ていないので、もうしばらく活躍してもらいましょう。
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 2022/07/01 追記
 しばらく調子よく動作していた706だが、ある日18~50MHz帯が送信不可になった。詳細を調べてみたら、以下の症状です。
①1.9MHzと、21~50MHzは完全に送信不可(パワーがゼロ)
②18MHzは、ブーという音と共に送信しそうだがしない。(パワーは、ほぼゼロなるも微弱に出ている)
③3.5MHz~14MHzは、1/2以下にパワーダウンしている。音も歪んでいるようだ。
④受信は、全バンドOK
⑤V/UHFバンドは正常

 メーカー(ICOM社)の「修理門前払いリスト」に入ってしまったので、メーカー対応不可。価格的にはお高くなるが、メーカー外でも対応いただける会社はあります。何度か修理でメーカー送りになった個体なので、もう修理は行わず正常なV/UHF機器として使うのが現実的かなと思います。
コメント (2)
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