LC10型空冷2サイクル3気筒エンジン。今では軽自動車の3気筒エンジンはスタンダードとなっているが、このエンジンが先駆けだったようだ。
4気筒エンジンに比べて、気筒あたりの排気量が多いので冷却損失が少なく、1気筒少ない分機械損失が少なくて済む、というメリットがある。
2気筒エンジンに比べて、トルク変動が少ないいうメリットがある。
でも、3気筒エンジンは各気筒のバランスがとりにくくて振動が大きくなるというデメリットがある。
このデメリットを2輪の技術を駆使して量産化に漕ぎ着けたエンジン。
今やリッターカーも3気筒化の方向だし、フィアットのツインエアのように2気筒も出始めそうだ。