積極的に価格を開示しない
2017年12月28日
調剤薬局、薬剤師について批判的な記事を11月に5回、書きましたらたくさんのコメントが寄せられました。最近、また気になったのが価格の安い後発医薬品(ジェネリック)の普及のことです。厚労省は医療費を減らすために、熱心に後発医薬品の普及を進めています。調剤薬局の現場では、必ずしもそうとはいえないのです。
最初にお断りをしておきますと、これから述べることは、私が通った調剤薬局における体験です。厚労省の医薬行政に協力し、しかも患者の立場に立って、後発医薬品を推進している調剤薬局もあるでしょう。そのことは否定をするつもりはありません。
後発医薬品は先発医薬品に比べ、一般的に3割から5割は安いとされます。先発薬と同じ有効成分が同一量、効能、効果、用法、用量も同じで、同等の臨床効果が得られるとものと、厚労省は後発薬を定義しています。大きな価格差は、後発薬は研究開発に関する研究開発費が少なくて済むためです。期限切れになった先発薬の特許をもとにコピー品を造るようなものです。
ここで月一回、通っている薬局での体験をお話します。通院している循環器内科で書かれた処方箋を提示して、薬を買います。領収書にある調剤明細書には、購入した薬品名5種類が書かれています。最近、厚労省が後発薬の利用を進めているニュースが目立ちますので、私も後発薬に関心を持っています。
要求すると説明書を出してきた
以前、眼科医院で「安い後発薬の保湿剤(ドライアイ対策)があります。切り替えますか」と勧められたことを思い出し、「購入した5種類の薬の単価を教えてほしい。後発薬があれば、それも教えてほしい」と薬剤師に話しました。なんと半値前後の支払で済む後発薬が2種類、ありました。
手渡された資料をみると、逆流性食道炎の薬「パリエット」は、1錠115円に対し、「当薬局で変更可能な後発薬は同67円」とあります。睡眠導入剤の「レンドルミン」は1錠24円に対し、「同10円」とあります。ほぼ半値か半値以下ですね。
私と薬剤師の会話は次の通りです。「随分、安いのですね。なぜ患者にこうした資料、データを始めからから出してくれないのですか。領収証になぜ添付しないのですか」。「要求があれば、お出ししています」。「厚労省が後発薬を推進しますよ」。「いえ、うちの薬局では、処方された医師が後発薬を使うか使わないかを決めることになっています」。
「薬剤師は医薬について医師と同等の知識をお持ちと、言われていますね。薬剤師が医師と相談のうえ、後発薬をもっと勧めたらどうですか」。「いえ、この循環器内科医院とは、後発薬を使うか使わないかを、医師が決める取り決めになっています。勝手にお勧めすることはできません。後発薬を使いたかったら、医師と相談してみたらどうですか」。
「後発薬の有無、価格が分からければ、相談を持ち掛けられませんよ」。なお、受け取った領収書には、備考欄に「後発」と書かれた薬もあります。一般の人にはなんのことか分かりません。以前は確か、この薬局でも、後発薬の有無、価格を表示した説明書をつけており、それを見て、切り替えたのだと思います。つまり、最近は要求しないと、出してくれなくなっているのでしょうか。
後発薬の使用率は80%が目標
この薬局はチェーン店ですので、次に本社に電話して、薬剤師と話をしました。「なぜ後発薬をもっと勧めないのですか」。「後発薬は多種類あり、店に置ききれないのです。限られたものしか扱っていません。患者さんがどうしてもこの種類にしてほしいと望まれ場合、お取り寄せしています」。置ききれないとしても、後発薬の一覧表を置いておいてほしいですね。
「おたくの場合、医師側が決定権を持っているルールになっているのはなぜですか」。「先発薬と後発薬は成分が同じでも、製造工程の違い、添加物の違いがある。患者さんに合うかどうか一概にいえないのです」。「厚労省が発売を認可しているのに、そんなに違いは大きいのですか」。「患者さんの気持ちにも左右されます」。
こんなやりとりがありました。すべての薬のうち、後発薬の使用率は60-70%で、政府は医療費の削減のため、32年度までに80%とするとの方針を決めています。開きは大きいですね。米90%、独80%です。厚労省は「日本の場合、後発薬に関する情報不足、信頼性への不安」などによるといいます。
後発薬がすべての患者に適合するか、使ってみなければ分からないという微妙な問題もあるようです。複雑な症状の病気ではそうでしょう。それにしても、医師や調剤薬局がもっと積極的に、後発薬の有無、価格差を患者に示すよう努力すれば、情報不足はかなり解消されるはずです。製薬メーカーと医師側、薬局側との取引関係も、裏にはないのですかね。
薬局からしても悩ましい話だと思いますよ。医師の権力強過ぎです。
勝手に後発品にするとどんな嫌がらせをされるかわかりません。
中村のおっさんみたいに年寄りは負担1割の人が多く、大して金額が安くならないからGEに変更したくない。
そもそも処方箋に、処方医が変更不可の署名があれば薬局ではGEに変更できない。
あんたさ、自分の処方箋にジェネリック変更不可の署名が有るか無いかは確認してるんだよね?
あと薬情(薬の写真の入った説明書)に先発品と後発品が有るか無いか、在庫有る無し、そして薬価の比較も書いてあるよ。
いつもの薬だから要らないとか言っちゃんと確認してないんじゃないの?
アメリカは自己負担だけど、日本は基本どんなに高くても3割負担だし高額医療制度もある。
あんたみたいなオッサンは1割負担だから、ジェネリックにしてもあまり安くならないと言って変えないんだろ。
あと調剤薬局はジェネリック変更にはかなり積極的だよ。特にあんたが行っているチェーン店は。
理由は簡単。知らないでブログ書いてると思うけど薬局の使用量で65%超えると加算付くから。18点。75%超えると22点。
使用量が75%超えていて、月間3,000枚の処方箋応需したら単純に何もしなくても利益が66万円増えるんだよ。
そもそも日本でジェネリックが中々、増えていかないのは変更不可の署名入れる医者が多いからだろ。
変更不可の処方箋がどの位の割合で有るか少なくとも調べてからブログ書けよ。あんた、それでも元記者か?
薬局の薬剤師から聞いた話、本社に電話して聞いた話、オッサンの主観しか書いてないんだから。
もっと調べろ。現役引退していて本当に良かったと思うよ。記者って楽な仕事ですね。
かまってかまってと駄々をこねている子供と一緒たわ。いい歳して。
薬局批判、薬剤師批判をしたらコメント増えるから嬉しくなっちゃったか。
普段、話をしてくれる人も周りには居ないのかな?寂しいねぇ。
こんな老爺に構わない事が懸命。
御存知ないと思いますが、後発医薬品メーカーを子会社にしている調剤薬局も有りますからね。
元記者さんなら当然調べていて、御存知だと思いたいのですが。
では何故、日本の後発医薬品の使用量が増えないのか?
それを書くのが記者の仕事では?
例えブログでも、元記者を語るなら。こんな薄く浅いブログ書いて、元記者を語って逆に恥ずかしくないのかな?
日本の後発医薬品使用率が上がらないのは薬局と薬剤師の責任ですか?
それもあると思います。が、他には無いのですか?
様々な可能性や原因を調べ記事にして、読者に利益をもたらすのが記者の仕事では?
このブログを読んで利益を得られた読者がどの位いると思いますか?
私個人的にはブログを読んだ時間と、コメントを書いた時間がもったいないと思えるような浅い内容で呆れました。
重箱の隅を突くような記事ではなく、医薬分業についての問題提起する記事を書かれては?
このじいさんの世迷言がYahoo!ニュースになっていました。
現役時代もこんな感じで、思いつきの作文をバラ撒いていたんでしょう。
多分、無いとは思いますが、辞書があったら、「老害」という言葉を調べなさい。
しかも問い合わせしてるとか、、、単なるクレーマー扱いされてるだけですよきっと。このレベルで新聞記者OBを名乗ってるんなんて、、、もっと下調べしてから書いた方がいいですよ?
確かに今の制度はわかりにくいと思います。これは、日本医師会が”処方権侵害“と圧力をかけた結果だと思います。どうか、日本医師会が診療報酬改定の時にどのような行動をしているかを調べてみてください。日本の医療が崩壊に向かっている原因の一端が見えてくると思います。
あと、1つの先発医薬品に対して信じられない程の数のメーカーが後発医薬品を販売します。そんな状況についても調べていただきたいです。