中小企業のための「社員が辞めない」会社作り

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恐るべき、女性達のパワー

2013年11月16日 | コンサルティング

今日、とある有名ブランドのセールに初めて出掛けました。このセールは大変な人気で毎回大勢の人が押し掛けるとの話で、今日も知り合いが7時には会場に行くと事前に聞いていました。

始まる2時間半も前に行くの?とその力の入れように驚きつつ、それならば私もと一世一代の覚悟で同じ時間に着くように家を出ました。

ところが、現地に着くと何と既に30人もの女性達が並んでいたのです。今日は日中は気温が上がりましたが、早朝は結構寒かったのにです。この人達は一体何時に起きて家を出たのだろう?と思いつつ、私もその列の最後に並びました。

開場までの2時間半の間、女性達は時間を持て余すどころか朝ごはんを食べて仲間と談笑したり、初対面の人同士でこれから始まるセールに向けて情報交換をしたりと結構盛り上がっていました。

こうして2時間半が過ぎ、ようやくセールの会場に入ったのですが、そこからがまた驚きの連続でした。

女性たち(男性も一部いるにはいましたが・・)の買い物パワーが一斉に全開になったのです。入場の際に渡されるビニール袋に、これでもかという勢いで次々と服を入れ、詰め込んでいるのです。いくらブランドセールとはいえ、最低でも1着1万円はするのに!(もちろん袋に入れた物を全て買うわけではなく、最終的には試着して購入する服選びをするのですが)

この会場だけを見ている限り、まるで不況なんてどこ吹く風、日本の景気は完全に回復したのではないかと思える状態で、何とも恐るべき、いや頼もしい女性パワーです!

ここでちょっと視点を変えると、日本の女性管理職の比率は国際比較では諸外国と比べて大きく低く、10%に満たない企業が81%もあるという報道がありました。確かに私が担当する管理職研修でも、女性の受講は1割未満だと感じます。政府は2020年には30%にするのが目標とのことですが、残念ながら先の見通しは必ずしも楽観的ではないようです。

今日の女性たちの買いものに捧げるエネルギッシュなパワーを目の当たりにして、このパワーを使わない手はないのにと思ったのでした。

ちなみに、今日私が購入したのはパンツ(ズボン)一枚でした。残念ながら、私にはまだまだそこまでのパワーは持ち合わせていないということか!と我が身を振り返ったのでした。

(人材育成社)