今日は個人的に大変な日でした。
支援級には、学習が追いつかない知的級と、感情のコントロールが苦手な情緒級とに大まかに分けられています。そして、私はどうも一部の情緒級の子たちにやたらと気に入られているようです。
今日は午後に、その情緒級の子たちの支援に入る予定でした。ところが、いざ教室に向かってみると、そのうちの一人が教室から走って出てきたのです。
こういう時は、担任の先生と何らかのバトルがあった後なので、先ずは
「お〜い、どっか行っくの〜?」
と呑気に声をかけてやります。この時
「どこ行くの?」
と聞かないことがポイントで、そう聞いてしまうと
「どこだっていいじゃん!」
と返されてしまって後がややこしくなるのですが、先の言い方だと向こうから寄ってきて、ほぼ100%の確率で自分にとって気に入らないことがあったことをブツクサ言ってきます。
そこから先は教室からなるべく遠いところ…個別に違うのですがこの子の場合は体育館横の外廊下…まで移動して、ひたすら言いたいことを言わせます。その時も
「でもさ…」
「だけどさ…」
というワードは極力使わないようにします。
情緒の子たちは普段からいろいろな先生たちに
「ダメだよ!」
「いけません!」
「止めなさい!」
といった否定的なワードを浴びせられ続けていますから、ここで私までそれを使ってしまうと火に油を注ぐことになりかねません。あくまでも私がすべきは鎮火なので、
「そっかぁ…」
「そうなの?」
「そうだねぇ…」
というワードを優先的に使うようにすると段々とテンションが落ち着いてきて、最終的に自分から教室に戻れるようになります。
実は今日、そんなことが午前中にも違う子であったので、帰路につく頃にはかなり疲れていました。何しろ頭の中でいろいろなワードを考えまくりながら話をするので、精神的にクタクタになるのです。
そんな疲れを引きずりながら小学校を退勤して、横浜あざみ野の音楽教室に移動しました。そして、いつものように《雫ノ香珈琲》に立ち寄りました。
月が改まって、メニューも一新していました。そこで今日は、何がなくとも12月恒例の
『りんごのワッフル』をオーダーすることにしていました。
お店の看板メニューであるクロワッサン生地のワッフルに、自家製のりんごのコンポートとカスタードと生クリームのWクリームが添えられ、すりおろしりんごソースがあしらわれています。程よく煮込まれたりんごのコンポートとカスタードクリームとの相性は絶妙で、毎年12月に登場するのが楽しみになっています。
精神的にきていた心身に、美味しいワッフルとコーヒーが沁み渡りました。今日は教室を終えて帰宅したら、すぐに休もうと思います。