今日、支援級での国語の時間に、何故だか分かりませんが私が子どもたちに本の読み聞かせをすることになりました。突然の御指名にどうしたらいいのか考えましたが、ちょうど教室内にあった
『これは のみの ぴこ』を読むことにしました。
『これは のみの ぴこ』は谷川俊太郎さんが1979年に発表した絵本です。挿し絵は週刊文春の表紙絵を長く描いていた和田誠さん(料理研究家の平野レミさんの旦那様、ロックバンド『TRICERATOPS』のボーカルの和田唱さんのお父様)が担当しています。
内容は
「これは のみの ぴこ」
から始まって
「これは のみの ぴこの
「これは のみの ぴこの
すんでる ねこの ごえもん」
と、ページをめくる度に一行ずつ登場人物とそれを説明する文章が加わってだんだん長くなっていき、最終的には
ここまで長い文章になります。そしてこの絵本の読み聞かせの肝は、この長い文章を出来る限り一息で読むことにあるのです。
あまり肺活量に自信の無い私ですが、折角読み聞かせするからにはと、後半のページに進むほど
ここまで長い文章になります。そしてこの絵本の読み聞かせの肝は、この長い文章を出来る限り一息で読むことにあるのです。
あまり肺活量に自信の無い私ですが、折角読み聞かせするからにはと、後半のページに進むほど
「ちょっと待ってね…」
と言ってから可能な限り深く息を吸って
「これはのみのぴこのすんでいるねこのごえもんのしっぽふんずけたあきらくんのまんがよんでるおかあさんがおだんごをかうおだんごやさんにおかねをかしたぎんこういんと…」
と早口言葉のようなスピードで青息吐息になりながら読んでいました。最後の
「…のみのぷち!」
まで読み終えた時には、私はゼェハァ状態、子どもたちは机をバンバン叩いて大爆笑状態…まぁ…とにかく…何はなくとも…喜んではもらえた…ようで…何より…でした…ε=(+。+;)。
谷川俊太郎さんはこの他にも『ことばあそびうた』をはじめとした数々の面白い読み聞かせ向きの作品を発表しています。これからも折に触れて、子どもたちに谷川さんの絵本や詩集を読んで聞かせてあげてみようかと思ったのでありました。
そんなわけで、今日は『これは のみの ぴこ』の朗読動画を転載してみました。段々と文章が増えていく様子を楽しみながら、谷川俊太郎ワールドを堪能してみてください。