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寒かったなあ・・(1)

 「夜目 遠目 笠の内」という諺は、「女性は、夜見たとき、遠くから見たとき、笠をかぶっているところを見たとき、実際よりも美しく見える」という意味だが、先日このブログにその写真を貼り付けた「陶のあかり道」に並べられた作品群は、夜目でこそ映える物のように思われる。しかし、実際のところ明るい日差しの下で鑑賞した方がより味わいの感じられる作品もその中にはいくつもある。それは、過去2年間夜と昼のそれぞれの写真を撮ってきて、どれだけ見え方が違うかを比べてみた結果明らかであったので、今年も改めて検証してみることにした。(などと屁理屈を並べたところで、単なる言い訳に過ぎず、2日にわたってブログネタにしようとしているだけのことだが・・)
 しかし、昨日は寒かった。吹きっさらしの歩道を写真を撮りながら歩いていると、ブルブル震えてきたほどだった。何が楽しくてこんな目に逢わねばならないんだ!と叫びたくもなったが、自分が好きでやっていることだからどうしようもない。少しでも時間を短縮しようと次から次へ撮っていったから、写真の出来栄えにはまるで自信がない。でも、被写体がそこそこ面白いものばかりだったから、なんとか鑑賞に堪えるのではないだろうか、と自惚れている。

デジブック 『陶のあかり道09 その4』


 ちょうどここまで撮り終えた時に、「塾長!」と声をかける者がいた。ん?とカメラから目を離して声の方を振り返ったら、自転車に乗った塾生だった。「何してるんですか?」「記念写真・・」「何のために?」「いや・・、まあ、いろいろ・・」
私がブログをやっていることを知っている塾生は少ない。この塾生も知らないはずだから誤魔化しておいた方がいいだろう・・。
「試験終わった?」「はい、終わりました」「ご苦労!!」
などと、その場しのぎをしておいた。

デジブック 『陶のあかり道09 その5』


 この「陶のあかり道」も今度の日曜日で展示が終ってしまう。早く昼間に写真を撮ってこなくちゃ、と少々気が焦っていただけに、なんとか時間を見つけて思いを果たせたから一安心した。別にどうしても撮ってこなくちゃいけないものでもないのに、いつの間にか自分の義務のように感じてしまっているところが、自分でもバカらしい。でも、そんなアホだから、今までこのブログを続けてこられたのかもしれないなあ・・。
 
 例によって例の如く、続きはまた明日。

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